【着物コラム】着物友達って必要ですか？

こんにちは、着物コーディネーターさとです。

最近、ぽちぽちと、こんな声をSNSを中心に見かけます。
「着物友達欲しいなぁ」

わかる、すごく分かります。
私もこんな事を思っていた時期がありました。
着物ってなんだかんだ「変わった服」枠だし、
1人で着るのってちょっと勇気が必要なんですよね。

私はすっかり麻痺してしまったけど、
そういう気持ちだった頃の事を少し思い出しながら、
今日は「着物友達」の事を書いてみたいと思います。

私は、現状、
「私たちって友達だよね」って言える人、めっちゃくちゃ少ないです。

それは「人生のターニングポイント」だったり、「考え方の変化」だったり、色々な理由があるのですが、
私が個人的に「あ、もうそろそろ友達いらないや」と思ったのがキッカケです。

先に結論から言うと、着物友達いなくなったけど、
私は結構ハッピーです。笑

モノがキッカケで友達になった人はモノをベースに関係を構築するしかない？

着物を好きになる前からずっと感じていた事なのですが、
ある「共通点」で友達になった人って、
その「共通点」から興味が逸れた時に、
ずっと友達でいられる人と、そうでない人の2つに分かれますよね。
そして、着物ってやっぱり「服」なので、
関心が持ち物に偏りがちですよね。

めちゃくちゃ個人の見解なのですが、
モノがきっかけでお知り合いになった人は、
人格や心情より、持ち物に興味を持つ人が多かった印象です。
端的に言えば、「何を買った」「いくらだった」みたいな会話が
どうしても多くなるんですよね。
あとは「この着物可愛い」「似合ってる」とかも多くなりがちです。