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自分の仕事に「社会モデル」という発想を組み込む

皆さんの職場で、例えば課題がある社員がいた場合に、皆さんはどのように解決策を考えているでしょうか?

その人の問題点を洗い出して、その解決策を提示して、改善するか見守るでしょうか?

実は職場で起こる問題をどのように捉えるかによって、アプローチ方法が全く変わるのです。

今回は、問題解決のアプローチ方法について解説します。

問題を個人の問題として捉えるか、仕組みの問題として捉えるか?

実は私が仕事としている障害者雇用の分野では、障害を個人の問題として捉える「個人モデル」という考え方と、問題は社会の側にあると考える「社会モデル」という考え方の2つが存在しています。

この2つの考え方は非常に重要で、現在世界的なトレンドとしては「社会モデル」で考えることが主流になりつつあります。

例えば、足に不自由さがある方がいた場合に、足が動かないので車いすを用意すれば、問題が(ある程度)解決すると考えてアプローチするのが「個人モデル」。

足に不自由があり、そのため「通勤することが難しい」「買い物に行くのに困る」と具体的な生きにくさに焦点をあて、その原因は多くの会社が通勤を前提しているからだ、実際に買いに行くという行動が伴うからだ、とその生きにくさが生まれている原因を社会の仕組みにあると考えるのが「社会モデル」のアプローチになります。

職場の困り感を社会モデルで考えてみる

そう考えると職場で課題のある社員の問題も「個人モデル」と「社会モデル」で考えることができます。

例えば朝いつも遅刻してくる社員がいて困っているとします。

■個人モデルでのアプローチ
・朝起きれない理由を確認する
・夜中までゲームしていることが判明
・就寝時間を決める
・目覚ましの数を増やす

■社会モデルでのアプローチ
・出社時間を変える
・フレックス制にする
・時間によらず成果だけを求める

このようにアプローチ方法を変えてみます。

まとめ

いかがでしょうか。
通常の職場でもこのようなことは考えていると思いますが、実際に今はどちらの方法でアプローチしているのかを考えながら検討することが大事になります。

また社会モデルでのアプローチは全体の仕組みを変えることで、職場全体の生産性も向上させられる可能性もあります。

ぜひ管理職の方は社会モデルでのアプローチも考えてみてください。

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