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相手の言葉を否定した瞬間にあなたは「敵」とみなされる

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は「相手の言葉を否定すると、相手から敵とみなされる」について解説します。

人は自分のことばかり考えている

まず大前提ですが人は普段「自分のこと」ばかり考えています。

今日何しようかな
何食べようかな
遊びたいな
彼女ほしいな

こういったことはすべて自分のことです。

他にも、仕事でストレスを抱えていて上司からの言葉に悩んでいたとしても、基本的には上司のことを考えているわけではなく、上司からの言葉で傷ついている自分のことを悩んでいるので、やはり自分のことを考えているのです。

これは誰かと会話していても同じことが起こっています。

「ねえ、聞いて、こんなことがあってさ」

と自分以外の人のことを話しているようでも、それはあなたの「自分の考え」を話しているので、やはり自分のことを話していることになります。

つまり人は放っておくと自分のことばかり考え、自分のことばかり話してしまうということです。

人は自分のことを否定されると相手を嫌いになる

「自分のことばかり考えてしまう」ということを言い換えると「人は自分のことが大好き」ということになります。

「いや自分は自分のことが嫌いだ」

という人がいるかもしれませんが、そんな嫌いな自分のことをいつも考えているということは、本質的には自分のことを大事にしているということです。

「自分が嫌い」という感情は、裏側に「自分のことが大事(好き)」という感情があるから、本来の好きな自分ではない自分の嫌な面ばかりをピックアップしているのです。(自分の好きな部分をピックアップする代わりに、嫌な部分だけを拾い上げているということ)

本当にどうでもいいのなら、自分のことなどそもそも考えないはずです。

このように人は自分のことが大事であり、好きである生き物だということがわかります。

しかし、そんな好きなものを他人に否定されたら、あなたどう思うでしょうか?

例えば、あなたが誰かと会話しているときに、自分が言った発言に対して相手から

「何言ってるの、全然違うでしょ」

と言われたらほとんどの人は傷つくはずです。
これは大好きな自分(自分の考え)を否定されたからです。

相手の言葉を遮ったり、相手の意見を否定したり、相手の意見と真っ向から対立する意見を言ったりすることは、すべて相手を否定していることになります。

大好きな自分を否定された人は、傷つき否定してきた相手に嫌悪感を感じます。

そして嫌悪感は無意識に「この人は自分にとって敵だ」という考えを想起させます。

つまり、相手の言葉を否定するという行為は、相手に「あなたは敵だ」と思わせてしまうということなのです。

敵だと思った人のことを、あなたは好きになるでしょうか?
その人と何か一緒にやりたいと思うでしょうか?
その人を信頼するでしょうか?

相手に敵だと思われないコミュニケーション方法をみにつける

このように相手の意見を否定することは、非常にリスクを伴う行為ということになります。

しかし、相手と意見が食い違うことは普段生きていれば当たり前に起こりうることです。

さらに仕事ともなれば間違いを正して、より良いほうを選択する必要があります。そんな時は相手が明らかに間違っているのであれば、その意見を訂正する必要があるはずです。

そんな時でも「相手の意見を否定してはダメ」となると、どうしたらいいかわからないという人も多いと思います。

ここで相手の意見を否定せずに、自分の意見を通す方法があります。

それが「Yes,and話法」というコミュニケーション方法になります。

「Yes,and話法」とは、相手の意見に同意を示して、そのあとに自分の考えを提案するという話し方のことです。

この全く逆の話し方を「NO,but話法」と言います。

「違う、こうしろ」という話し方ですね。

「Yes,and話法」は

「なるほどね、あとこんな考え方もあるけどどう思う?」

というように、まずは相手の意見にまず同意を示して、そのあとに自分の考えを付け加えます。

こうすることで、相手は自分の考えはまず受け取ってもらえたと感じます。
つまり否定されていないので、あなたを「敵」だと思うことはありません。

そこに対して、あなたが「自分の考えはこうなんだけどどうかな?」と提案していることで、相手はあなたの考えを検討することが出来ます。

そしてもしあなたの意見のほうが良さそうだと思えば、「確かにそうですね。そちらのほうが良いかもしれません」と自ら自分の意見を変えることが出来ます。

人は他人から考えを押し付けられるのを嫌がりますが、自分で意見を変えることは「自己決定」なので抵抗がありません。

つまり上手にコミュニケーションをとるとは、相手に意見を押し付けるのではなく、相手が「自己決定」しやすいように促すということになります。

まとめ

いかがでしょうか?

まず人は自分が大好きであるということを理解したうえで、相手とコミュニケーションをとることだ大事だということはご理解いただけたと思います。

そのうえで、物事をより良い方向に進めるためにあなたは相手が受け入れやすい形で「提案」をすることで、人間関係を構築しながら物事を前に進めることが可能になります。

ぜひ「Yes,and話法」を使って、円滑なコミュニケーションをとっていただければと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。もし今回の記事が参考になったと思っていただけましたら「スキ」「フォロー」いただけるととても励みになります!!

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