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マネーボールを見た

マネーボールという映画を見た。
好きな映画の一つで何度目かの試聴である。

アメリカのメジャーリーグを舞台にした話で、弱小球団を強くしていく話だ。
プロの世界ではお金がものをいうらしく、自球団で選手を育てても他球団にお金で買われてしまう。
一方、自分達はお金を持っていないので強い選手を取ることができない。
そのため、彼らは選手を定量的に分析し、選手の本質的な価値に対して安い選手を取得することで、球団を強くしていく。

この映画では、選手の出塁率(一塁に出ることができる確率)を重要視していた。
そして、出塁率が高い選手が守備が苦手であっても積極的に試合に出していた。
これにより多くの勝利をあげたのだ。

個人的に気になったのが、選出の出塁率と言う指標が勝利に対して最も重要な変数だったのかということだ。
自分の見解では、「映画の時代では最も勝利に効く指標だった」のだろうと思う。
野球やサッカーといったスポーツはルールがよくできているため、ゲームにおいて最適な戦術や指標は存在しないと考える。
例えるとジャンケンのようなもので、時代によってグーの戦術が流行ったり、パーのような戦術が流行ったりしているのではないだろうか。
重要なことは、グーの戦術が流行った時にいち早くパーの戦術を取り入れられるかだ。
この映画の主人公はそれをやってのけたのではないだろうか。

そう考えると主人公の試練はこれからなのかもしれない。
パーの戦術が効果的であることが分かると他の球団も取り入れ出し、勝敗が拮抗し出すためだ。
次の時代に向けてチョキの戦術を導くことが求められるのだろう。

他の人たちと違う行動を起こすことで大きな変化を起こすことができると学んだ。
ただ、パーの戦術の時代にグーの戦術を取ることは避けなければならない。

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