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今週の切ないカレーは東大前です(3月17日~23日)


カレー専門店でもないのに、
メニューにこんな記述があったら、脊髄反射的にオーダーしていく人生であります。

・インド風カリー(890円)
 税込み。

ちょっとつんとしたお母さんに注文します。
ちょっとつんとしたお母さん、玉ねぎの漬物の瓶を置いて、また戻っていきました。


これが、(非カレー専門店の)洋食屋さん、
山猫軒』なのか。。




カレーは、すぐに運ばれてきました。

実にしゃびしゃび。
スープのようで、想像する日本の家庭カレーとはちょっと違います。
ついでに、インドのカレーとも、ちょっと違います。

ご飯にかけるとすごい勢いで浸透していって、
牛肉と玉ねぎだけが、フィルターにかけられてご飯の上に乗った。
こいつ、コテンパンに煮込まれてだれてやがる。。

タイプ過ぎたので、もうすかさず食べました。


うわ。
こういうカレーが食べたかった、のドンピシャ味。

辛くて、トマトの酸があって、唐辛子の香ばしい香りがする。
フェヌグリークが効いていて、家庭的なカレーの1面も見せつつ、
インドで多用されるスパイスが攻めてくる味でした。
※辛いものが苦手な人は、ブラウザを閉じてください。

ご飯はかなり硬めに炊かれていてサラサラのカレーと相性が良く、嫉妬ものです。


ん?

食べていくと、謎の食感に気づく。
硬いキノコのような、うまい爆弾みたいなやつ。
お尋ねしたところ、アーモンドやピーナッツ、カシューナッツなどを入れているらしい。

ナッツ類はペーストではなくあえてクランチにすることで、風味よりもむしろ食感を提供してくださっていた。これって嬉しいな。(考え方が)

なんか知らないけど一瞬でなくなっていた。

寂しさと、感謝の気持ちを込めまくって、
「すっ、ごく、おいしかったです。ごちそうさまでした。ありがとうございました。」
と、つんとしたお母さんに伝えた。

つんとしたお母さんが最後にはちゃめちゃに笑ったから、
全部猫みたいだなと思って、遠回りしまくりの散歩をして帰りました。


昭和58年創業、山猫軒。
某グルメサイトでは、3.08点。
あのグルメな人たちは見向きもしない点数です。

しめしめ。


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山猫軒
住所:東京都文京区本郷6-24-5 (東大前駅より徒歩3分)
営業時間:11:30~15:00 17:00~23:00
     11:30~23:00(土・日・祝日)
定休日:第2・第4月曜日


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