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学生時代に救われた価値観の追体験。

個人レベルでつながりを持ちながら支え合うコミュニティを「小さな経済圏」として,とげとげしいお金が巡る大きな経済圏ではなく,なめらかなお金を小さな経済圏で使っていこうという本。

本を読んでいて,ふと大学生時代を思い出しました。
当時私は故郷の愛知県を離れ,京都で学生時代を過ごしていました。同じく同郷の友人は東京で学生として過ごしており,就職活動や学会があるたびに彼の家にしばらく居候させてもらう生活をしていました。真夜中のラーメンを喰らい,寝袋の中に入り,おやすみーと言った後,ふと将来の話。キャリアをどうしようか,という話をしている中で,当時,東大の法学部に通う友人は,

「おれ国家公務員とか無理だわ。家族とか身の回りの人の幸せを考えるだけでいっぱいなのに,国民全体の幸せなんて考えられない。」

この言葉には当時とても救われました。
まさに小さな経済圏。
なめらかな関係性を実感した瞬間でもありました。
そんな感情を家入さんの追体験として感じたこの本。


こつこつ更新します。 こつこつ更新しますので。