【無料コラム】期待値という言葉

おはこんばんにちは。
どうもさすけんです。

今回はギャンブルや投資をしていく上で聞いた事があろう言葉、
【期待値】についてお話していきたいと思います。

皆さんは期待値について正しく理解していますか？
間違った解釈をしている方がいれば、
正しい方向へ導ければと思っています。

まずは結論から言いますと、
【期待値という言葉に騙されるな！】という事です。

それでは初めていきます。

《①期待値ってなに？？》
まずは期待値が分からない人の為に言葉の説明から。

かの有名なWikipediaさんで検索してみました。
”確率論において、期待値（きたいち）とは、
確率変数の実現値を, 確率の重みで平均した値である。
例えば、ギャンブルでは、
掛け金に対して戻ってくる「見込み」の金額をあらわしたものである。
ただし、期待値ぴったりに掛け金が戻ることを意味するのではなく、
各試行で期待値に等しい掛け金が戻るわけではない。
類義語に平均がある。期待値と同義で使われることもあるが、
標本平均を意味する場合もある。”

こう文字でだーっと説明されると、
何のことだか分からない人もいらっしゃるかと思うので、
例題を出して簡単に説明してみます。

算数が苦手な人は飛ばしてもいいかもしれませんが、
難しくはないので頑張ってみてください。笑

ex1)サイコロを１回振った時の期待値を計算してみよう！

１～６の数字が出て、
１回ごとに出る目の確率が1/6なので、
表にすると、
値 　１　２　３　４　５　６
確率　1/6 1/6 1/6 1/6 1/6 1/6
となりますね。
これを掛け合わしたものを足してみましょう。
1/6+2/6+3/6+4/6+5/6+6/6＝21/6＝7/2＝3.5となります。
なので１回サイコロを振った時の値の期待値は3.5になります。

ex2)少し応用していきます。
100円硬貨1枚と500円硬貨1枚を同時に投げて、
表が出た硬貨をもらえるというゲームの期待値を求めなさい。

まずは値と確率を考えてみます。
パターンとしては、
①全部裏：０円
②１００円だけ表：１００円
③５００円だけ表：５００円
④両方表：６００円
この４パターンに分けられます。
表にすると、
値　　０　　１００　　５００　　６００
確率　 1/4　　 1/4　　　1/4　　　　1/4
となりますね。
これを掛け合わしたものを足してみましょう。
0+100/4+500/4+600/4＝1200/4＝300(円)

すなわちこのゲームは、
１ゲームあたり３００円もらえるという事です。
なので参加費が３００円より安ければ、
参加し続ける限り得になります。

簡単な説明ではありましたが、分かりましたでしょうか？
これが期待値です。

それでは少し本題に入っていきたいと思います。

《②期待値に騙されるなってどういう事？》

①で期待値の説明をしていきましたが、
では競馬での期待値について少し考えてみましょう。

先ほど①でやったように、
期待値を割り出す為には【値と確率】が必要になります。
単勝８倍のオッズの馬に２００円かけたら１６００円になります。
値はあります。

では確率はどうでしょう？

そうなんです。
この確率が不確定なんです。
１Ｒの当たる確率なんて、自己都合でこれぐらいの確率？
という曖昧な確率になってしまいますし、
絶対に１００％来る馬券なんてありません。

☆☆☆
当たる確率が数値化出来ない＝期待値という言葉を使う事自体本来おかしい
☆☆☆
という事になるんです。
期待値というすごい便利な言葉ですが、
こと競馬に関しては、期待値という言葉は本来存在しません。

ですが、
「このレースは期待値が高いです！この予想買いです！」
という予想家さんがいたとしましょう。
信用してはいけない・乗ってはいけないという話ではありません。
☆【期待値】という言葉を、
　このレースは自分の中で当たる可能性が高いと思って狙う。
　という意味合いで使っているなら悪くありません。
　ただ、【期待値】という言葉だけでは分からない。という所です。

先ほどのex2の問題で参加費が５００円だったとしても、
両方表を出せば１００円勝てる訳です。　　
もちろんですが、期待値がマイナスでも勝つことは可能なんですｗ
（薄い確率を引く事を出来れば可能）
→ここが皆さんがコロっと信用してしまう人がいる要因になります。

《③まとめ》

【期待値】という言葉を使っている人がみんな悪という話でもなければ、絶対にその人を信用するなという話でもありません。

期待値という言葉を使っている人の中でも、
ちゃんと言葉の意味を理解して使っている人は少なからずいます。
要は見ている皆さんが、吟味する必要がある。という事です。

後、もう１点大事な事として、
当たる確率が数字として出ていない、
かつ走っているのが馬である。（イレギュラーが多い）
という所で、競馬を勝ち続けるのは難しい。
あくまでもギャンブルとしては簡単ではない。
という事です。

最後２点にまとめると、
☆①期待値という言葉には騙されない。(しっかり吟味する)
上記に書いた通りで、もらった文面を鵜呑みにするのではなく、
自分でしっかりと考えた上で理解する事が大事。
☆②競馬は基本的には難しいものである事を理解する。
こちらも上記の通りで、
当たる確率が数字として出ていない、
かつ走っているのが馬である。という大前提を理解する事。
という事です。

もちろん楽しい楽しい競馬なので、
・競馬で少しでも勝てるようになりたい！
・競馬の収支を上げたい！
といった方はしっかり応援させていただきますし、
有料コンテンツもありますが、尽力します。

総じて言える事は、
自分が取れる確率が高いと思うレースを狙う事が大事。
それを続けていくしか方法はありません。

私は自分も含め、その確率を高める方法を少しずつお伝えしている。
というイメージですかね。

今回は【期待値】についてのお話をお送りしてみました。
いかがでしたでしょうか？

結構面白い話が出来たかなと思います。
是非皆さん参考にしてみてください。

感想やご質問は随時お待ちしております。
お答え出来る範囲でお答えします！
また、読み終えていい記事だと思ってくれた方は、
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それでは引き続き皆さん楽しい競馬ライフを送りましょう。