リファラル採用スタートしてみたら予想外の発見があった話
どうも、Sasuke Financial Lab 株式会社（以下Sasuke）で人事／採用責任者をしているタロキチです。
正社員約30名と小さなSasukeですが、現在は事業成長のために採用を強化しています。
どのくらい強化しているかというと、2022年は昨年比で500%以上の採用計画になっています。1人で採用担当をやっている身としてはけっこう痺れる数字ですね！
ということで2022年3月から、今まで手を付けていなかったメディアやスカウトといったサービスの活用や、リファラル（社員紹介）なんかもスタートしたんですが・・・その中でも特に「リファラル採用」で個人的に面白い発見があったのでお話します。
まだはじめて2ヶ月なので成果は大きくないですが、同じようにこれからリファラル頑張りたいという人事の方や会社にとって、何かきっかけになれば良いなと思っています。
サマリ
時間がもったいない人もいると思うので最初に結果から書いちゃいます。
スタート前後の2ヶ月で私の気持ちにこんな変化がありました。
【スタート前、リファラル施策で大事だと思っていたこと】
★広報活動を継続する
★メンバーの行動１つ１つに感謝する
★誰も不安にしない
【現在、リファラル施策で大事だと思っていること】
★とにかく１対１での会話
説明会（質問会）などの広報活動を何回やってもほとんど行動が起きず、落ち込んでいたんですが、ある日「リファラル苦戦しているんですよ」と雑談中にぼやいたとき、「あれ？それなら知り合いにいるかもしれないなぁ」という話になったのです。
「説明会とかで何を聞いてたの？？？」という気持ちとハッピーな気持ちが混在する不思議な状態でした。
・・・それから先は同じように「こんな人いません？」と雑談の中に採用状況の話を盛り込んでいくことでポンポンと紹介が起こり、活動開始から1ヶ月弱で3件の面談を獲得しました！！
そして、リファラル面談の話がSlack上に流れる頻度が上がってきたりすることで、相乗効果としてリファラル採用自体の認知や信頼度も上がってきているのを感じています。
やっと良い循環がスタートしたという感じでしょうか？
ひとまず効果が出続ける限りこの「とにかく１対１での会話」を続けていこうと思っています。
※今後想定される問題※
・アクションしてくれるメンバーの固定化
・リファラル対象者の枯渇
・マンネリ化
感想
ほんとにリファラル採用初期の出来事なので堂々と展開できるようなナレッジではないのですが、自分の驚きを書き残す意味でもnoteを書きました。
社風や規模によっても正解は違うと思いますので、最初期は可能性を捨てずに色々やってみるのが良いかと思います。私も「ちょっと嬉しいことがあった」というだけで、目標を達成したわけではありません。
いくつかの会社のリファラル制度を聞かせていただきましたが、成功の根本にあるのは「従業員満足度」であり、マッチングなので入社に至るかは「タイミング次第」でもあることは間違いないと思いました。
なのでSasukeではこれからも中長期的に「従業員満足度の向上」、「定期的な広報」、「１対１での会話」の3本柱で取り組んでいきたいです。
参考：具体的にやったこと
１．準備期間（３月上旬〜中旬）
◆やったこと
・既存リファラル制度＆フローの確認
・報奨金の変更（難易度に比例して支給上限を20万円 → ”50万円”にUP）
・社員への採用ピンチ度の共有
過去のリファラル制度や実績などを調べたところ、制度はあるが実績はゼロ。ほぼまっさらからのスタートになりました。
せっかくなので報奨金の増額を経営陣に打診し、採用難易度の高いエンジニアやマネジメントポジションを中心に増額に成功！（どこまで効果があるかは未知数だったものの、やれることはやっておきたかった）
そして、最後は「助けてください！」と泣き落とし（？）。メンバー全員の協力が必要なんです、と全社会議でお願いしました。
２．広報期間（３月下旬〜４月上旬）
◆やったこと
・ツールの準備（会社説明資料、求人票の整理）
・リファラル説明会の開催
募集職種の把握、各職種の理解、魅力紹介のための補助ツールが必要だと感じたのでそれぞれ｛リファラル説明会、求人票の整理、会社説明資料の作成｝を行いました。会社説明資料が一番重たい仕事でしたが、まずはスピード優先で公開されている他社資料と構成を似せて作りました。
先に書いていますが、リファラル説明会（30分）は同一内容を複数開催することで参加率こそ高められたものの理解の浸透という点では不足だった模様。今思えば質問も少なかった。次回は少し参加者を絞って4人位で議論する形にしようと画策中。
３．始動期間（４月中旬〜）
◆やったこと
・個別ヒアリング
・面談、面接
雑談ベースで個別に「人事の困りごと」として相談しています。
人事「エンジニア採用困ってるんですよ。こんな人いません？」
メンバー「あれ？こんど話す知人がエンジニアだわ」
人事「え、聞いてみてくださいよ！」
メンバー「LINEしたら話聞いてみたいって」
・・・のようにトントン拍子に進むこともあったりなかったり。
／／／／ タロキチ プロフィール ／／／／
新卒でSIerに就職するも10ヶ月で退職し、約2年ニート。
その後NPO法人での編集長、人材系企業での採用ディレクター／コンサルを経て2021年よりSasuke Financial Lab 株式会社で人事／採用。
色々なところで活躍できるとも、人生の軸がブレているとも評価できる。
＜リンク情報＞
Sasuke Financial Lab 株式会社
採用HP：https://sasukefinlab.com/recruit/
自社プロダクト「コのほけん！」：https://i-donuts.com/