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社会人1年目の後輩に伝えたい7つの大切なこと

みなさんこんにちは!
ショーゴです。

僕は仕事柄毎年新入社員・新人研修を担当することがあるのですが、この研修で伝えるマインドセットはどちらかというとその会社や仕事に適応していく為にはという視点が濃く、これから社会人として、という全般的な部分は省いた形になりがちです。でも実際に社会人として生きていく上で大切なのは研修では教えてもらえないことだったりするなとも感じています。

そこで今回は僕自身が会社組織関係なく、社会人1年目の方々にお伝えしたい大切なことを7つピックアップしてみました。参考にして頂けたら幸いです。

愛嬌を大切に

まず一つ目は「愛嬌って大切」ということです。

愛嬌=接すると好感を催させる柔らかな様子。
つまり、みんなから好かれる個性やキャラクターということですね。

なぜそれが大切かと言うと、実際ほとんどの仕事って一人では完結できないから。特に入社したての頃は右も左もわかりません。
先輩たちに教えを乞うたり、助けてもらう場面が多々あります。
その時に「なんか斜に構えていて嫌な感じだね」と思われているのと、みんなから可愛がられているのとでは、その後の成果や成長にも影響します。

無理に可愛さを演出する必要はありません。
ただ、礼儀良く笑顔で明るくハキハキと。そうやって陽の雰囲気を出し続けるだけで、周囲との関係性は大きく変わっていきます。

協調性よりシナジーを意識しよう

学生時代は協調性が大事、と言われてきたかもしれません。
社会人になっても確かに協調性は大切です。
でも、僕は協調性だけじゃダメだと思っています。

協調性=他人に合わせる

協調性は「和を尊ぶ」日本人らしい感覚で好まれる傾向にありますが、仕事の場面においてはみんながお互い空気を読んで合わせることが必ずしも正解ではないです。
もし、間違った方向性にチームが進もうとしているとき、一人だけ違う意見を持っていたとして、それ以外の人たちが多数派だと協調性の下にその一人が意見を出さず折れてしまうことが起こりかねません。

仕事は多数決ではないので、様々な意見を取り入れた上でチーム全員の力を合わせて最適解をつくっていく必要があります。

僕は協調性よりも、シナジーが大切だと考えます。

ただ空気を読んで合わせるのではなく、意見や個性が異なる人たちがお互いの強みを活かしあってコラボレーションし、チームとして出せる最大のポテンシャルを出せるかが大切です。それが、シナジーだと思います。
その為にはチーム内の空気感として先輩後輩関係なく、意見を何でも言っていいと言う心理的安全性が必要ともなりますね。

会社に所属していられるってありがたい

一つの会社にしか勤めたことがない時、それも新入社員では気づきにくいかもしれませんが、会社で働けることってとてもありがたいことなんです。

就活支援をしているとたまに「私は組織に合わないと思うので、フリーランスになります」と相談してくる方がいますが、起業ならともかく、組織に合わない人がフリーランスはやめておいた方がいいです。

なぜなら、会社員として会社で働けば自分の与えられている役割だけに集中していればいいのですが、フリーランスは自分一人で営業も広報もマーケティングも経理も財務も総務もしなくてはならないからです。

ボールペンがない、となっても会社員は総務の方々が用意してくれた会社の備品を使えばいいですが、フリーランスは手配も費用も全て自分持ちです。
組織に合わない=人と関わるのが苦手、というのであれば、むしろフリーランスの方が自分から売り込みに行ったり、自分の認知を高めるためにコミュニティに入ってみたりなどと会社員よりも多く人と関わらなくては生きていけません。

僕は複業家になって気づきました。
会社ってありがたいなぁと。

今すぐ、複業を始めよう

前項で「会社ってありがたい」と言っておきながらなんですが、複業はすぐにでも始めた方がいいです。

とは言っても、ここで言う複業とはイコール必ずしも「お金を稼ぐ」ということではありません。まずはやりたいことや興味がある活動を社外でやってみるのがスタートです。
そうしてコツコツ続けていくことで、人の繋がりが広がり、結果的に副収入になることもあります。日本はもう今後終身雇用制度の維持ができないので、1社にぶら下がるだけではなく、収入源を複数持つことがリスクヘッジにもなると思います。

また、複業を始めると、会社のありがたみがわかるだけじゃなく、以下のようなメリットがあります。

●自分を客観的に見ることができる
●自分の価値に値段をつける体験ができる
●コスト意識が身につく
●経費を使えるようになる
●社外で人の繋がりが広がる
●自分の価値や強みを周囲の人が見出してくれる

僕の経験上、1社で会社勤めしている時には全く気づかなかった自分の価値を知ることにも繋がり、自己肯定感も高まりました。

コスト意識を持てるようになろう

「会社ってありがたい」で前述した通り、会社員は何か仕事上必要なものがあれば会社が会社のお金で買ってくれます。
そこから転じて、会社員勤めに慣れてしまうと、備品や経費の無駄遣いを自然としてしまうようになる人が出ます。

もし自分のお金で他人がパソコンやSDカードなどを「ちょっと古くなったから」「無くしちゃったんで」とかで買っていたら許せますか?

会社のお金を自分事として捉えられるか。

全ての会社が共通する目的として、「利益を上げる」ことがあります。
利益を上げなければ会社は存続できないからです。
利益を上げる為には「売り上げを上げる」「コスト(経費)を下げる」のアプローチしかありません。

もし、社員1000人の会社で全員がコスト意識がなく、毎日100円の無駄遣いをしていたとしたら、1日10万円の使わなくてよかったお金が会社から失われます。1ヶ月で300万円、1年間で3600万円です。

これだけのお金があれば何かに設備投資をしたり、広告を打つなど売り上げや顧客満足度向上に繋がる施策ができますし、最終的にはこうしたコスト意識のなさから会社は倒産します。結果的に自分の働く場所を失うことにもなるという意識を持つのが大切です。

学びと発信は社会人になっても続けよう

これは僕自身の反省点でもあるのですが、学生時代は強制的に勉強させられていたのもあり、社会人になると学ぶことをやめてしまう人がいます。

大人の方が学んでない問題、ですね。

でも、社会人になることがゴールなのではなく、ここからスタートなので、より豊かな生活を叶えたい・社会に何かの価値を残したい・何を目的にしたとしても、自分が成長し続けていくことは大切です。

その為には常に好奇心を持って学び続けることが必要だと思います。
それと同時に発信、アウトプットをするとより効果が高まります。
人は聞いただけや見ただけよりも、人に教えることの方が知識や体験の定着率が高くなります。

僕自身、今毎日noteをやっているのですが、学んだことをすぐにアウトプットすると周囲の人たちからフィードバックをもらえるほか、自分のことも知ってもらえるし、自分自身にも知識が定着するのでオススメです。

自分に優しくしよう

社会人1年目はやったことがないことだらけで、先輩社員やお客様の顔と名前も覚えなくちゃならないし、マニュアルも覚えて、会社の中のどこに何があるかも覚えて、全然やったこともない電話応対もしなくちゃならない、など、とにかく大変です。

そんな中、複業しましょうとかコスト意識を持とうとか学び続けようとか色々伝えてきましたが、一番大切にして欲しいのは「自分の心身」です。

会社って、社会って、思っていた以上に厳しい場所です。
いつも周りが気を遣って空気読んでくれる、なんてこともそうはなく、数字や実績といった成果でバッサリ自分の価値が決まります。
そういうストレスがかかる環境で生き抜いていく為に、せめて自分には優しくしていいと思います。

無理して自分を追い込むとそこから鬱症状などになってしまい、それこそ社会復帰が難しくなる事態にもなりかねません。
適度にストレッチ(背伸び)はしていくものの、無理しすぎずに自分の心と身体を第一に考えましょう。疲れているなと感じたら、自分にとっての癒しに身を委ねて思いっきり休む。そしてまた次の日から頑張る。
そういうメリハリが大切だと思います。


いかがでしたでしょうか。
会社で行われる新入社員研修とは違う視点で、社会人1年目に大切にしたい7つの大切なポイントをまとめてみました。

もしかしたら私たち先輩社会人にとっても大切なことかもしれませんね。
最後までご覧頂いてありがとうございました。


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