遅ればせながら『フォーチュン・クエスト』完結に寄せて②
遅ればせながら『フォーチュン・クエスト』完結に寄せて①の続き
◇キットン
フォーチュンをフォーチュンたらしめているのってキットンとルーミイの存在が結構大きいのじゃないかなあと思っています。
というのも、この二人がいないと結構普通のハーレムパーティに見えてしまうのですよね。この愛すべき変人がいることで恋愛要素が中和されて家族っぽい雰囲気になっているんだなと。
あと、キットンのおかげで「モンスターポケットミニ図鑑」とか、商品名で笑える通販グッズなんかもお話に入れ込みやすくなっていて、フォーチュンをフォーチュンたらしめていると思います。(キャラの機能的なことばかり言っててすみません)
あと、本家でもそうですけど、ツッコミやのそっとした存在感が面白くて。2次創作を色々と漁っていたのですが、キットンのツッコミが上手い絵師さんたちの作品は最高に面白い。トラパス目的で見てても、キットンのツッコミや独特の存在感が効いてるとめちゃくちゃフォーチュン感出てるなと思います。
2次創作の方で、実はキットンはトラパシスト設定があって、本家には出てきてないけど、ありそうで笑える。。。ノルと二人の時にクスクス話してそうかな、とか。(ノルは正直どっちでもいいと思ってるんだけど、キットンに話合わせて、少しだけクレパスorギアパス寄りで)
キットンのネコひげも迎さんのアイディアみたいですね。可愛い。
小学生の頃、頭のいい友達が「私はキットンがいいな〜」と言っていて(私はトラップ)、全然わからなかったのですが、今ならちょっっとわかる。。。お風呂嫌いなのはちょっとやだけど、キットンて情緒も安定しているし(たまに奇声を発しますが)、頭いいし、話してて楽しそうですもんね。
スニーカー文庫の頃は、まさか一番初めに結婚するなんてこれっぽっちも思ってなかったさ。。。
◇ノル
心優しい巨人族。
どこで見たか忘れたのですが、今のノルのキャラデザになったのは迎さんによるところが大きいそうです。(深澤さんの設定では、もう少し頭も大きくて「巨人族」って感じだったよう。ちょっとゴーレムっぽいというか、人間ぽくなかったのかな?と思います)
でも、今のキャラデザになったので、メルも美人になったのでは?良かった。
気は優しくて力持ち。人がよすぎて、ちょっといいように使われすぎでは。。。と大人になってから見ると不憫なシーンも結構あるんですよね。一度死んでるし、幸せになってくれ・・・(というか冒険者カードを見たら知力がルーミイと一緒なんです。流石にそれは・・・)
訂正:ノルルーミイの知力が一緒だったのは新19の時でした。最終巻はちゃんと差がありました。
性格が地味で、口数も少ないのでなかなか文面に登場しづらいノルですが、無印3巻のJBとのゲームで花かんむりつけてるのはすごく面白かったです。
なんとなくリタと相性が良さそうな気がするので、恋愛じゃなくてもいいので交友を温めてるといいなあ。(運搬業でシルバーリーブに来たときは、律儀に猪鹿亭でご飯を食べて帰るノル。必ず一杯サービスするリタ。たまにお礼のプレゼント渡すノルとか、ああ、ハートフル。。。)
◇ルーミイ
キットンと同じく、フォーチュンをフォーチュンたらしめている大きな存在その2。幼女がいることで家族っぽい空気になるのと、何よりパステルの旅の理由になっていたと思います。
大きくなったらクレイに会いに行ったらドギマギしないかな?単に、保護者のノリで成長を喜ぶのかなあ?(①でクレイの女の好みがようわからんと書いたのですが、大きくなったルーミイとクレイって結構あると思うのですが。ロリという意味ではなく。ちなみにpixivには「クレルミ」はなかった笑)
現時点のルーミイは幼女なので、「可愛いね」「よく頑張ったね」「お母さんに会えてよかったね」くらいしかいうことがないのですが、魔法使いとしてポテンシャル高いので成長したルーミイ主人公で新しいフォーチュンやってもいいんじゃね?と思ったり。
クレイ+シロちゃん+新キャラでパーティ組んでも良さそうだし。他メンは後方支援かなあ。(トラップは盗賊団のお頭になってて忙しそうだし。。。他3人は普通の生活を謳歌してそうだし。なんかクレイはなんだかんだ冒険者をずっと続けそうなルートもある気がする。。)
◇シロちゃん
まさかホワイトドラゴンがパーティの一味になるとは〜!
だって、ホワイトドラゴンって、強キャライメージなのに。第1巻からパーティのマスコットとなり、容姿・性格ともに可愛い担当として読者を魅了してきたシロちゃん。
ルーミイと同じく子供で良い子というキャラなので、成長してもがいたりする姿が見てみたい気がします。
◇マリーナ
マリーナはパーティではないのですが、よく出てくるのでついでに。
優秀ゆえに孤独な子。もっとスレてもいいんだけど、ズルくなることはできず。(詐欺師業を仕事でやってる時は別として)
パステルには結構嫉妬してたと思いますね。自分がいたポジションを取られ(まあ、自分から去ったといえばそうなのですが)、甘えることができなかった自分とは反対に、天然で世話を焼かれがちなパステル。
消えたマリーナの巻を読むと、つくづく気丈な子だなと思います。
クレマリがないだろうなー、と思うのは彼女の優秀さも理由の一つです。才能は使われるためにあると思っているので、クレイとの恋愛の先に、マリーナの才能が生かされるイメージがない。また、冒険者としてクレイと一緒に旅をするイメージもない。。。
なので、マリーナは詐欺師から足を洗ったのですが、なんだかんだ数年後、詐欺師業にもどるんじゃないんですかね。墓守りもできるだろうけど、退屈しちゃうだろうなあと。。
だって、いたずらっぽくイキイキしているマリーナってすごく魅力的じゃないですか?おしゃれな古着屋さんもすごく似合ってるのになあ〜。
後、マリーナはパステルとの対比で、恋愛にサバけてる設定でもよかったんじゃないかなあ? 詐欺師やってるような女の子が「告白しようか迷ってる」ってちょっとカマトト?と思ったり。。。(ファンの方、ごめんなさい)
クレイは受け取らなかったとしても、クレイにさっさと気持ちを伝えて(なんなら唇ぐらいさっと奪って)恋愛でチンタラしてないパステルたちと同世代の女の子の姿も見てみたかったな〜・・・。その姿を見せられるのはマリーナだと思うのよね。もうちょい恋愛面でもギャルの強さがみたかった。
以上です!
とにもかくにも、魅力的なキャラでたくさん。
読んでないところから遡ろうかな〜。