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Netflix「マイケル・ジョーダン: ラストダンス」でバスケの神様を堪能しよう。

今回ご紹介するのは、Netflixで配信されているバスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンのドキュメンタリー番組「マイケル・ジョーダン: ラストダンス」。

マイケル・ジョーダン のキャリア、そして90年代のシカゴ・ブルズの黄金期を、1997-98シーズンの貴重な未公開映像を交えながら徹底的に振り返るドキュメンタリー。
(2020年4月20日配信開始)

当時、日本では漫画「スラムダンク」がブームだったこともあり、たくさんの少年がバスケットボールに夢中になっていた。

私もブームには乗っかっていくタイプなので中学時代はバスケットボール部に入り、毎日汗を流していた。

そんなバスケ少年の憧れといえば、マイケル・ジョーダンだ。

あんな風にシュートを決めたい!
あんな風に跳びたい!
誰もが思っていたはず。

ただ、憧れていたとはいえ、当時はインターネットも普及していないし、テレビでNBAの試合を観戦できる環境もなかった。

だから、ジョーダンの歴史についてはよく知らない。

でも、この作品を観ることで、子供の頃に知りたかった情報が、大人になった今知ることができる。

そこで、観て良かったと思うポイントをいくつかあげたいと思う。

■年齢を重ねたジョーダンを観ることができる
幼少期からキャリア終盤まで、年齢を重ねたジョーダンを観ることができる。映像は当時のクオリティーだが、それでも、ジョーダンの圧倒的なシュート力やジャンプ力、スピードを感じられてワクワクする。自分がやってみたい理想のプレイを、そのままやってのける。まさにスーパースターだ。

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■ジョーダンとまわりの選手たちの関係性
黄金期のブルズを支えたピッペンやロッドマン、ヘッドコーチ・フィルなど、ジョーダンのチームメイトが当時の記憶を思い出しながら回想してくれている。どんな気持ちで試合に臨んだのか。ジョーダンのことをどう思っていたのか。今だから話せるエピソードは聞いていて発見がある。

■神様でもいい時もあれば悪い時もある
才能に恵まれている。それだけで済む話じゃない。スーパースター、マイケル・ジョーダンでもいい時もあれば悪い時もある。誰もがずっと順調にキャリアを歩んできたわけじゃないということを学べる。

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■野球とバスケじゃ使う筋肉が全然違う
電撃的にメジャーリーグに挑戦した時のエピソードも盛り込まれているのだが、バスケに復帰した時、あまりうまくいかなかった。インタビューを観ていて「確かにそうか」と思うのだが、バスケと野球では使う筋肉の部位が全然違うのだ。だから、復活するまでかなりの時間と労力を費やしていた。その辺りのリアリティーも観ていて楽しめる。

■ジョーダンブランドの衝撃
ジョーダンブランドといえばNIKEがセットだが、当時、NIKEはそこまで人気のあるブランドではなかった。様々な交渉があって、NIKEと契約したジョーダンだが、彼の活躍により、あのエアジョーダンの売り上げがとんでもない数字になった。当初の売り上げ目標は4年間で300万ドル。それが1年目で1億2600万ドルに!いやいやいや…そんなことある!?

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ちなみに、2015年にナイキが「エア ジョーダン 1」の誕生30周年を迎えたことを記念して、東京都現代美術館にマイケル・ジョーダンの栄光の軌跡を体感できるスペース「ミュージアム 23 トーキョー」をオープンしたのだが、この写真はそこに飾ってあった「エア ジョーダン1」。全シリーズが飾ってあり、写真も撮ったのでまたいつか紹介したい。(ちなみにのちなみに、中学時代、これ、履いてました。先輩にもらったんですよね。あ〜、懐かしい。あの先輩、元気かなぁ)

■ちょっと太ったジョーダン
当たり前だがジョーダンも人間だ。年をとる。2020年現在で57歳。この番組の魅力は当時の映像を振り返りながら、様々な人がインタビューを受けていること。オバマ元大統領も出てきますからね。ジョーダンもたっぷり語ってくれているが、現役時代のバキバキの引き締まった体を見た後、57歳のジョーダンを見ると、お腹がぷくっと出ている。それはそれで人間味を感じられていい。

という感じで全10エピソードの見ごたえある作品だった。

バスケットボールが好きな方にはオススメでございます。ぜひバスケの神様の人生をご堪能下さい。

そして、観終わったら、きっとこう思うはず。

「バスケがしたいです・・・・・・」

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