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自分で気に入っている作品10選

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古い順。不定期で中身が変わります。 年越し二段ジャンプは、人生で初めて書いた物語。
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2023年1月の記事一覧

【ショートショート】年越し二段ジャンプ

【ショートショート】年越し二段ジャンプ

 12月31日、大晦日。この日のために、僕は1年間努力を続けてきた。
 縄跳びトレーニングは毎日欠かしていない。跳び箱だって7段まで飛べるようになった。給食もぜんぶ残さず食べている。全ては、今日のジャンプのためだ。

「オレ、年越しの瞬間は地球上にいなかったんだぜ!」
 4年生の、冬休み明けの最初の日。女の子に囲まれながら、大声でそんなことを言っているのは、2年生の頃から同じクラスの笹山くんだ。足

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宝くじ魔法学校 #毎週ショートショートnote

宝くじ魔法学校 #毎週ショートショートnote

「ちっ。今日も当たらなかったか。」
 男は、手に持った夢の跡をビリビリと破いて、ゴミ箱に捨てた。
 数年前に「宝くじ魔法学校」が出来てからというもの、普通の人は殆ど宝くじに当選しなくなってしまった。
 しかし、男にとって、宝くじは生きがいだ。そう簡単に辞めることは出来ない。

「1等が当たれば、今の仕事ともオサラバできるんだけどな。ガキの頃に宝くじ魔法学校がありゃあなぁ。」
 宝くじ魔法学校に入学

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失恋墓地 #毎週ショートショートnote

失恋墓地 #毎週ショートショートnote

『探さないでくれ』
 突拍子もないメッセージを受信したツバサはため息をついた。
「またか……どうせあそこだろうな」
 文句を口にしながら、大きなシャベルを手に家を出る。向かった先は墓場だ。

 ツバサは中に入り、立ち並ぶ墓石を一つ一つ確認しながら歩いた。
「坂口……坂谷……アキ。ここだな」
 探していた名前を見つけたツバサは、持ってきたシャベルで、墓石の前のまだ柔らかい地面を掘った。地面の下からは

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大増殖天使のキス #毎週ショートショートnote

大増殖天使のキス #毎週ショートショートnote

「神様ぁ! もう限界です! 早く増員してくださいよぉ!」
「まったく、やかましいのう」

 あまりの激務の連続に耐えかねた私は、天使業務の合間に、神様に文句を言いに来ていた。

「神界はどこも人員不足なんじゃ。わがままを言うでない」
「そんなこと言ったって、もう人間増えすぎて私一人じゃどうにもなりませんってば!」
「でも、お前ら新しく創るの大変なんじゃよなぁ。ほら、ワシってば、ゲームのキャラクリで

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