バイトおじさんからの「お前、声優向いてないよ」

私は声優を目指して5年 20代の女です。


色んなおじ様方から色んな有難いすぎるアドバイスを頂いて参りました。
その中でも印象に残ってるワードを1つだけ

「声優、向いてねぇよ。」


人生でこの言葉を声優関係者外から
2度ほど言われたことがあります。

1度目はバイト先の上司から忘年会の時でした。
その上司は40代の男性でバイト先の上司でした。

飲み会が始まった時点からおかしかったのですが、
「メイクしたりオシャレするのは男の為か?」
と聞かれたり、
無理くり日本酒を飲ませようとしてくる時点で酒癖が良くないことに気がつきました。

で、かなりその上司が酔っ払って来た頃でした。
私に対して

「お前は声優向いてねぇよ。辞めちまえ」

喧嘩を買ってしまい
「話がつまらないです」と言ってしまいました。

で、その飲み会終わり後他の上司から
折角盛り上げているのに「つまらないというのはご法度だ」と怒られました。

そのまま、シフト出てる分だけ出勤しやめてしまいました。

2度目もまた飲みの席でした。
他の飲食のバイト先の50代バイトの人でした。
私に色々良くしてくれていたのですが、

そのころバイト先の社員が喧嘩をし
かなり店の雰囲気が悪くなっていました。

私も、もうやめ時かなと思い
その50代バイトの人に報告すると

「そんなのいくらでもあることだ。
こんなんでやめてたら人気商売の声優なんて向いているわけが無い。
お前なんぞ人と関わらず1人でやる仕事しか出来ない」

声優の何がわかるのでしょうね。
この世のどんな仕事でも一緒ですよ。

人の夢を勝手に終わらせようとしてくる。
強い言葉ですよ。
「出来るわけない」「なれる訳ない」

それに声優なんて殆どが食べていけないんです。
なれない確率の方が大きいのだから

「ほら、言った通りになっただろ」

ってマウントとりやすいですよね。

でもさ、私より何十年も生きているんでしょう?
それで、どんな気持ちになるかもわかっては頂けないのでしょうか?

何年引きずるかわかりますか?

どれもこれも40.50代のおじさんでした。
なぜ人の人生、やりたいことに口を挟んでくるのでしょうね。


急に自分の人生を語りだし
俺は人生の先輩だ風を吹かしてくる。

40.50代のおじさんにとって
私たち20代のやりたいことなどちっぽけにみえることでしょう。
あまりにも何を考えているかわからないでしょう。

でもね、バイト先の苦労が給料に似合わないと思ったら、そりゃすぐ辞めます。
だって、バイトは私の人生の二の次なのだから。
苦労しても続ける?
そんな時代もう終わったんです。

なぜ、この程度の苦労に耐えられない?

と思うかもしれない。
けど、耐えられないんじゃないんです。
耐える価値がないって思ったんです。

人には人の価値観があります。
人には人の乳酸菌です。

あと、こんな記事を読みました。

中年の男性は
20代と歳が離れてることが認識が出来ていないと。
だから友達のように思いアドバイスをしてしまうのだと。

くっだらねぇ。
40.50のおじさんたちよ。

20代から見たら立派な父さん世代だわ。
友達だなんて思っちゃいないさ。

お前らが新卒の頃に聞いたおじさんの説教と何ら
変わらないんです。

逆にこちらだって言えるんですよ。

「50代にもなって、バイトなんて恥ずかしくないんですか?」

こんな言葉出そうと思えば、いくらでも言える。

でも、おじさんの尊厳と、自分の口を汚さないために

「言わない」を選択してるんです。


お願い。若い芽摘むのは辞めてくれないか。