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日本人が知るべき「地政学」① まずは簡単な内容 ~アフリカは何故発展が遅れたか~

「世界情勢なんか知らなくても、普段の生活には関係無い。もっと大切なこと楽しいこと沢山あるよ!」との意見はごもっともだ。私も7,8年前までそうだったし、今でも詳しいとは言えない。しかし、地政学の知識が増えてくると次のことが分かってくる。
・地政学を知らないと世界情勢が分からない。
・世界情勢が分からないと日本の情勢も分からない。
・結果、身近なことも何故そうなのか分からない。
だから地政学を知らない人はテレビや一部のYouTubeをすっかり信じるしか無くなる。とはいえ、まだ全く知らない方は、いきなりランドパワー、シーパワーと言っても面白く無いと思うので、今回は誰でも分かる簡単な話からアップしていく。

ちなみに最近読んだ本↓



~アフリカは何故発展が遅れたか~ について本に沿って説明したい。

アフリカは人類発祥地でありながら、何故5大陸の中で最も発展が遅れてしまったか?
■まずアフリカの大きさ(広さ)
平面の地図で見るとアフリカはアメリカやカナダより小さく見えるかもしれないが、実はアメリカの3倍も大きい。しかもアメリカの大きさはサハラ砂漠と同じぐらいだからアフリカは恐ろしく広い。
東洋経済の記事より



■地形や位置が発展を阻害した
①高い山が多いことで、川に滝が多く、川が運搬手段と移動手段にならなかったこと
  当然ながら世界でも日本でも古くから発展した所は、大きな川と平野が 
  ある。チグリス・ユーフラテス川、ナイル川、ライン川、揚子江・・・
  特に昔の物流は川で運べるか否かが非常に大きかった。それと大きな川 
  どおしがほとんどつながっていないこともアフリカにとってハンデとな
  った。

②巨大なサハラ砂漠が南北の交流を遮ったこと
  これはそのまま理解できると思う。

③ジャングルと死に至る病(マラリア、黄熱病)
  これは南米にも通じること

これらによって、個々の民族の発展を阻害するとともに、民族どおしの接触も妨げて広い範囲での交流が生まれなかったことが発展を阻害した。

■発展が遅れたことから、欧米さらには中国に搾取され続ける歴史
  大航海時代からアジアより近いこともあり、アフリカはヨーロッパに支
  配され、しかも天然資源が豊富であったことから搾取され続けている。
  さらには奴隷の供給側に立たされる不幸な歴史もある。アフリカの人が
  何故奴隷として遠くの国に連行され続けたのか色々理由があると思う
  が、その中で東アジアの人に比べて大人しい(=大声で騒がない)こと
  も要因だったと聞く。確かに日本に来ているアフリカの人達は、中国、
  韓国、ついでに日本人と比べて静かである。

第二次世界大戦後、事実上日本で禁止された学問「地政学」。日本人が再び団結して好戦的にならないよう仕向けられたと考えられる。しかしグローバル化進んでいる今こそ日本人がが知るべきことと思う。しかも特に男性にとっては面白い学問である。

しかし歴史家等の知識人の書く地政学の解説本はどうしても情報量が多く、使っている単語や言い回しも難しい。それだけ頭脳明晰でないと理解できない・覚えられない分野である。凡人の私としては、そのハードルをできる限り下げた文章で時々アップしていきたい。

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