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サバゲーを初めて3カ月を経て感じた事まとめ

サバイバルゲームを本格的に初めて約3カ月が経ちました。
今回は実際にサバゲーの世界に足を踏み入れてみて、これまでに考えたことをまとめてみようと思います。​あくまで一個人の感想です。

〇サバゲーめちゃくちゃおもしろい

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サバイバルゲームとはエアガンを使ってお互いに打ち合う、簡単に言ってしまえば戦争ごっこのことです。いい大人が戦争ごっこなんて…とは思われがちですが、現在一般に流通するエアガンの多くは対象年齢が18歳以上のものであり、大人だからこそできる趣味とも言えます。

サバゲーは大きく分けるとインドアとアウトドアに分けられます。インドアは屋内の倉庫やビル内を用いた近距離戦が中心。アウトドアは野山を拓いて造られ遠距離戦も可能となっています。それぞれのフィールドにメリット、デメリットが存在しますが自分が足を運ぶのは主にアウトドアフィールドです。

自分のお気に入りのエアガンを片手に野山を駆け回り、エアガンをぶっ放すのは日常ではなかなか味わえない快感であり、まさに非日常。子供の頃に鬼ごっこやケイドロ(ドロケイ?)を遊んだ時のような緊張感やワクワクを大人になって味わえる機会は他ではなかなか存在しません。

ゲーム中の動き方にもよりますが基本的にはかなりの運動量を伴います。それなりの装備を着込み、重い銃(3kg前後)を抱えて走り、しゃがみ、伏せ、構えて打ち、また走るというのを朝から夕方まで続ければもう帰りはヘトヘトです。しかしいい歳こいた連中同士で汗をかき、時には共闘し、時には敵対し、最後にはスポドリ片手に互いの健闘を称えあったりするのはもう超さわやか行為でありスポーツとしての側面も持っています。

また、サバゲーは紳士のスポーツとも呼ばれており、敵プレイヤーに撃たれた際には自己申告制の退場となっています。審判などはいないのですべて本人の判断に任せられるのですが、このルールが破られるともうサバゲーという遊び自体が成立しなくなってしまいます。このルールを破るプレイヤーは撃っても死なないので「ゾンビ」と呼ばれますが、もしそれがフィールドのスタッフなどに見つかった場合は退場となります。
毎度思いますが、全く初めて顔を合わせる人間同士が銃で打ち合って遊ぶのに礼儀が必要ない訳ないんですね、挨拶、お礼、謝罪、そういうの全部ちゃんとできるという大前提があってこその遊びです。

サバゲーはダイエットになるか?なりません。毎日やってりゃ知りませんが中年の代謝の低さを舐めないほうがいいです。

〇サバゲーそれなりに金かかる

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サバゲーは大人だからこそできる趣味、と前述していますが実際初期投資の敷居は他の趣味に比べて高いと思います。高いといってもオタ系趣味の中では、であってキャンプとかゴルフとかそういうのとは別枠です。

・初期投資
実際サバゲー初期投資で私が買ったものの金額は以下の通り。
・エアガン(メイン)----------42,000
・エアガン(サイド)----------13,000
・身を守る装備類------------15,000
・弾やガス、バッテリー等--6,000
初期投資でまず76,000円。この金額はエアガンを中古のものにしたり、サイドのエアガン(ハンドガンなんかのこと)を後回しにすることで更に削ることは可能ですし、そもそもエアガンを買わなくても装備をレンタルすることでサバゲーをすることもできます。
できますが、いつまでもレンタルでサバゲーをするというのは厳しいです。というかサバゲーにハマってしまった時点で自分の銃が欲しくないという人はまずいないと思います。初めてサバゲーに参加する際にはレンタルで、ハマったらそこで初めて自分の銃を検討するというのは大アリだと思います。実際自分もそうだったので。

・ランニングコスト
自分の銃を買っても打つ弾や、その弾を打ち出すためのガスやバッテリーというのは消耗品です。フィールドで弾をばらまいた分だけ金がかかると考えましょう。
またゲームに参加するのにも金がかかります。自分たちでフィールドを貸し切りにしても、フィールド主催のゲーム会に参加しても一回あたり4000~5000はかかります。アウトドアフィールドは大抵僻地にあるので交通費も忘れずに。

・軍拡
軍拡とはサバゲーマー達が新しい装備を購入する時に使う言葉です。正直一番エグイのがこれ。

まず、あなたが初めての銃を手にしても周りのサバゲーマーが持っている銃より貧弱な見た目をしていると思います。大抵のエアガンはカスタムが可能で、スコープをつけて狙いやすくしたり、グリップをつけて握りやすくしたり、マガジンを変えてたくさん弾を打てるようにすることができます。単純に見た目をかっこよくするだけのものや、中身の性能を変更するもの、ハイダーを交換して発射音をうるさくするだけというような意味のわからないものまであります。値段はピンからキリまでですが、例えばスコープで言えば安いもので数千円、高いものでウン十万かかります。
自分の愛銃をどんどんかっこよくするのもいいですが、人間となりの芝は青く見えるもので、今度は新しい銃も欲しくなってくるんですね。銃自体の値段も2万前後~10万以上と幅広いですがこれも同様にカスタムしていくとなるとやはり金はかかります。

ここでは銃のことにしか触れていませんが、もし軍隊や特殊部隊の装備を完全に再現しようとしたらさらにウン十万上乗せということになりますね。

金、かかります、かかりますが、好きなものに金をかける、コレめっちゃ楽しい!!!!!!!!!!!!

〇サバゲー界隈けっこうトラブッてる

サバゲー界隈、正直トラブル話は多いです。
私はこれまでにアイドル、声優、アニメ、ゲーム、ボドゲと複数ヲタ趣味を兼ねていますが、その中でもこの界隈はかなり面倒ごとが目につきます。

・エアガンそのものに対する風当たり問題
最近Youtubeでサバゲーやエアガンに関する動画の収益化が無効とされました。Youtube、というかGoogleは以前から武器やそれらを模したものに対する審査基準が厳しかったのですが、ここにきていよいよ風当たりがまた強くなったなという印象です。
またエアガン=銃=戦争という社会的な偏見も以前から存在しています。なのでサバゲーマーの間ではフィールドにつくまで絶対にエアガンはケースから出さない、迷彩服も着ない、という絶対ルールが存在しますが、それでも炎上しているのはたまに見かけます。

・プレイスタイル問題
ここ最近一番目につく話題。
サバゲーと一言に表してもそこに集まる目的はそれぞれ違ったりします。ゲームで軍隊の装備を再現するのが目的の人、ゲームで純粋に勝ちを目指すのが目的の人、自分のカスタマイズした銃をお披露目するのが目的の人と様々です。いろんな人たちが集まってゲームをするからこそ面白さがあるのですが、まあそれぞれの目的同士で争ったりしちゃうんですね。
ほんの一例ですが軍装にこだわる人はやはり銃の構え方も本格派にこだわります。勝ちにこだわる人は銃の構え方もゲームで勝てる構え方にこだわります。それぞれが良しとしてやっている楽しみ方を許せなくなってしまうんですね。
それらの思考が極端に強い人たちがぶつかったりすると、やはり銃で打ち合って、痛い思いし、勝ち負けが存在するものなので感情的になる方が出てくるのもわかります。

・指トリ問題、軍装指摘問題
これはもう興味ある人は調べてください。

サバゲーは他の趣味に比べて、大勢が一度に会する機会が多く、直接顔を突き合わせることになるので棲み分けが起きにくく軋轢が可視化されやすいのではないかと感じます。サバゲーをはじめようと思ったきっかけが例えばFPSゲームが好きだから、軍装や銃が好きだから、純粋に新しいスポーツを始めたいからと多様化しているのも一因だと思います。
あとやっぱり、いい年こいてエアガン打ち合って楽しいってやつは正直変なやつが多いです。なのでそういう変なやつの中のさらにヤバイやつが声をあげてるだけだと思うんですけどね。

〇サバゲー、デメリットを上げればキリがないですが、それを上回るほど楽しい

現時点での感想の一番はこれです。
装備は重いし、夏は死ぬほど暑いし、虫も多いし、痛いし、汚れるし、移動が車だと酒も飲めないし、、、まあこういうのも含めて全部サバゲーだと思っています。

以上三カ月目の記録でした。


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