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醸造酒は本当に太りやすいのか?~ワインを毎晩飲み続けて2ヶ月が経った~

私はもともとウイスキー党であり、また過去に長いこと糖質制限をしていたため糖質の含まれていない焼酎やジン、ウォッカ等の蒸留酒ばかり飲んでいた。
しかし私の彼女はワイン党であり、自宅にはワインの3lケースが常備されている。元々は私がウイスキー、彼女がワインと棲み分けしていたのだがワインと同じペースでウイスキー飲むもんだから私が自宅で泥酔する事故が頻発したため、この度のワイン生活を元旦より開始した。

そもそも醸造酒と蒸留酒の違い


そもそも醸造酒と蒸留酒の違いとは何か?
醸造酒は一般的にワインやビール、日本酒のことを指す。米や麦、ブドウなどの原料に水や酵母を加え発酵を促すことでアルコールを生成させ酒となる。アルコール度数は大体20度以下となる。
蒸留酒は簡単に言えばビールやワインなどを蒸留したものだ。アルコールは水より沸点が低いためビールを熱した場合アルコール分が先に揮発し、それらを冷やし集めることでアルコール度数がさらに高い液体を抽出することができる。この蒸留作業を繰り返すことでウイスキーやブランデー、焼酎やウォッカを作り出す。アルコール度数は大体20度~96度までと幅広い。

醸造酒はなぜ太りやすいと言われるか

アルコールは高カロリーな物質で単純に同量で比較した場合、度数12度のワインより度数40度のウイスキーの方が高カロリーだ。しかしワイングラスになみなみとウイスキーを注いだりボトルごと飲む人間は刃牙の世界以外にはそうそういない。度数が高くなれば摂取量も減り酒単体のカロリー自体はイーブンとみてよい。
醸造酒と蒸留酒で決定的に違う点、それは糖質の含有にある。醸造酒は発酵させた酒をそのまま飲用とするため、純アルコール以外にも糖質をはじめ、様々な不純物が含まれている。この糖質や不純物がワインやビールの持つ旨みとなるのだが昨今の糖質制限ブームではこれらが悪者と見られている。
反対にウイスキーや焼酎は雑にいえばアルコールと水だけなので糖質はゼロだ。当然ハイボールもウイスキーを炭酸で割っただけなので糖質ゼロであり、ストロングゼロもウォッカを炭酸で割り香りをつけただけなので糖質ゼロである。

実際どうなのか?

結論から先に話すと、実験開始日の1/1が65.5kg→本日2/27が65.2kgである。
若干であるが減量している。これはどういうことなのか?

現在、酒単体では太ることはないという学説が存在する。アルコールを摂取した場合、顔や体が火照ることがあるが、摂取したアルコールは摂取した食物よりも優先的に消費され体内に吸収され辛いという。
これを逆説的に捉えれば酒を飲んでいる間はその他のカロリーは消費され辛いということになる。
酒だけでは絶対に太れない、昔タモリと永作博美がラジオで熱弁していたので間違いない。
ワインやビールといえばなんと言っても食事とのマリアージュ、ワインとチーズ、ビールに餃子などは誰でも耳にしたことがあるだろう。つまり酒と摂取する食事が重要なのだ。
私は長いことウイスキーを飲んでいたが、飲むときは基本的につまみは摂らない。また一般的にもウイスキーよりワインやビールのが食事には合わせやすいだろう。
この頃の習慣から私はワインも単体で飲み続けた。結局これこそがキモであり今回の結果につながっているのだろうと思う。
なので糖質制限としてハイボールやチューハイを飲みながらも食事をガツガツ摂っていれば当然太るだろう。

醸造酒は悪酔いしやすい?

醸造酒は蒸留酒に比べて悪酔いしやすいと言われる。前述のように醸造酒はアルコール以外の成分が多く含まれているため分解に時間がかかり翌日に残りやすい。また口当たりがよいため蒸留酒よりガブガブ飲んでしまいやすいからだろう。

私はどうだったか。ウイスキーをガブガブ飲む生活を続けていたため、今も同じように酔うためにワインもガブガブ飲む。一晩で2l(ボトル3本)飲むこともある。そのためウイスキーだろうがワインだろうが飲みすぎた日はもちろん辛い。朝まで辛いし。昼も辛い。だけど夜には忘れてる。

酒は何より適量です。


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