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過疎法改正

この日がいずれ来ると理解していたものの、いざとなると最後の抵抗をしてしまいました。
この度、過疎法が改正され、白山市が一部過疎地域から卒業することになりました。
過疎地域から卒業になると過疎債等の財政支援が使えなくなります。
手厚い経過措置があるというものの、当該自治体にとっては頭の痛い問題です。
2005年(平成17年)白山市は、1市2町5村が合併し白山市が誕生しました。
以来16年、同じ市の中でも、過疎地域である中山間地のハード&ソフトの整備は過疎債を活用し、平野部や町場に対し財政的な負担をかけないように取り組んできました。
卒業に至った要因は、合併後の財政力が上がったためです。ある意味、合併の効果と言えばそれまでですが、どこかで線引きしないといけないのもわかりますが、地域によっては特有の事情もあります。
そこで法案審査では、
「過疎地域は豪雪地帯であることも多く、こういった負担も加味すべきだ」また、
「過疎債が使えなくなる一方で、辺地債を拡充すべきだ」と主張させていただきました。
経過措置もあるため、影響がでるのはしばらく先になりますが、今から影響を最小限にすべく取り組んで行きます。
法案審査は多数決で了承されましたが、経過措置も含め、確実に手当されるように、これからの取り組みが重要だと心得て取り組んで参ります。

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