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筋トレのコツ36:運動後に起こる「アフターバーンエフェクト」を利用しよう

この記事では、運動後に起こるとされる「アフターバーン・エフェクト」について簡単にまとめています。その特徴を理解する事で、トレーニング効率を上げていきましょう。

尚、この記事は以前書いた記事を分割させたものです。


休養時は休養時に、運動時には運動時に「適した状態」になる必要がある

どのような軽度な運動であっても、運動を行っている間はエネルギー代謝が活性化されます。またその運動を終えると、徐々に安静時のエネルギー代謝に戻っていきます。

つまり運動を効率良く行うためには「運動に適した体の状態」になる必要があるという事です。また体を効率良く休めるためには、「休養に適した体の状態」になる必要があるという事です。

これは別の言い方をすると、運動を行うためにも、休養を行うためにも「準備」が必要という事です。

すなわち運動前には「ウォーミングアップ」を行って、運動時に適した状態になるように努めましょう。また運動後には「クールダウン」を行って、休養時に適した体の状態になるよう努めましょう。

その毎日の積み重ねが、結果として筋トレの効率にも大きく関わってきます。


「アフターバーン・エフェクト」とは?

「乳酸」が大量に作られるような高強度の運動を行った場合、その運動を行っている間、エネルギー代謝が大きく上がります。

一方、そのような激しい運動を行った場合、実は運動を終えてから1時間程度の間も、代謝の上がった状態が続くと言われています。その状態の事を俗に「アフターバーン・エフェクト」と言います。

これを利用すれば、高強度の運動を行った後に、別の運動を行う事で、後に行った運動の効果を上げる事ができます。

つまり例えば、ハードな筋トレを行った後にランニングを行えば、そのランニングではエネルギーが消費されやすくなります。またインターバルトレーニングを行った後で通常の筋トレを行えば、その筋トレでエネルギーが消費されやすくなる・・・という事です。

筋トレ後にランニングをすると良い」や「ランニングの後に筋トレすると良い」などとよく言われますが、それにはこれが理由になっています。ただし・・・残念ながら軽度な筋トレやランニングでは、このアフターバーンエフェクトは得られません。ある程度の強度は必要になります。

特に激しい運動を行った後は、時間が経過するほど、肉体的な疲労感が大きくなっていきます。また次第に精神的な疲労感が大きくなり、何事にもやる気が出なくなってしまう事があります。

そこで、そうして「疲れている」と自覚する前に、前の運動で生まれた「疲労」をそのまま利用してしまおうという訳です。これも積み重ねていけばトレーニング効率の向上に繋がる可能性があります。




今回は短いですが以上になります。何かのお役に立てれば幸いです。お時間よろしければ、マガジンから過去の記事もご覧になって下さい。一応方針として同じ記事は書かない事にしてるので・・・

それと今日から所々を太字にしてみました。

「サポート」とはチップのようなものみたいです。頂いたチップは食品やサプリメントなどの検証に活用させていただき、後日記事にしたいと思います。