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2018年ロシアあいまい旅行記 準備編

今日からちょっとウラジオストクふらふら出かける予定だったんですが、この状況下でキャンセルになったので、この鬱屈を2018年ロシア一人旅思い出し日記で解消してみることにしました。
あまりちゃんと記録を残してないので、ファジー旅行記です。

2018年7月10日~2018年7月22日の12日間の旅。
とりあえず下準備編。

■ロシアに行こうと思った理由

まあ、ぶっちゃけ、面倒くさい国です。
言葉難しいし、文字も慣れないキリル文字で読めない、ビザも必要。行くなら、ツアーじゃないと無理かなーと思ってました。

ついでに昔旅行社に勤めてた頃、添乗員の社員が第一に「嫌だ」という国でした。
・審査が本当に面倒くさい。(同じ書式で揃えたツアー内のお客さんでも一人だけ別室連れてかれたりする)
・元社会主義国のせいで、現地のサービス精神が薄く、顧客満足度が下がりやすい。
・商品が少ない。(特に空港)
・観光地が整っていない

という、トラブル起こりやすいわ、ツアー客の満足度は下がりやすいわ、みたいな面倒な国、っていうのが、10年前に聞いた印象。
世に言う、「おそロシア」ですね。

でも、そう言いつつツアーに含まれていたタマネギドームの教会や、エルミタージュ美術館、エカテリーナ宮殿に心惹かれつつ、あ、これ、絶対いつか行こう、と思ったのがここ、キジ島。

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木造教会です。この銀色に見えるドームも全部木。
ちょっと私が行く時期は改修中だったんですが、逆にドームのところを残して宙に浮かせたまま下部分を直したりしてて、それはそれでレアでは、と行きたい欲高まる。

国に対する愚痴を聞いたのも10年前、2018年はちょうどワールドカップ開催時で、確実に国を挙げて観光客受け入れ体勢に方向転換しているはず。
逆にこれ、地域の特色がグローバル化で薄まるタイミングなので、今行かなきゃダメだ!ってノリで旅先に決定。

あと、フォロワーさんがその少し前に普通に一人旅してたし、行けるかな、って思った。

■準備 航空券、他移動手段確保

格安航空券もよく使いますが、この時はJALのマイルで。
帰りの便がどうしてもうまく合わず、エコノミーからプレミアムエコノミーに変えたら取れたので、帰りだけちょっと豪華になった。
ロシアは、入国した空港から帰国する、が原則なので、航空券にアレンジは加えず、成田-モスクワの往復です。

さて、今回はキジ島に行きたい!が主目的で、ついでに、エルミタージュも行きたい!サンクトペテルブルグうろうろしたい!なので、モスクワから入って、キジ島とサンクトペテルブルグに滞在する方法を模索します。
ロシアと言えば寝台列車!ということで色々調べてみたところ、キジ島に行くにはペトロザヴォーツクという街に行けばいいことが判明。
列車の運行は、と調べると毎日カレリア急行という電車が一本、夜21時にモスクワ発、朝9時に現地着のものがあり、飛行機は17時にモスクワ着。
……行けるな!と判断して、到着当日にキジー島向かい、寝台列車で寝て、朝着いたらキジ島観光して、一泊して翌日はペトロザヴォーツクをうろついて、その夜中にサンクトペテルブルグに寝台列車で向かう。サンクトペテルブルグに数日滞在、その後モスクワに移動して帰国日まで滞在、という日程に確定。

昨今、何でもインターネットで予約できるので、がんばってロシア国鉄サイト(https://pass.rzd.ru/)にアクセスします。
英語表記にできるんですが、ちょいちょいロシア語に戻ったりするので、がんばれグローバル。
駅名、本当に間違ってない?なんかよく似た地名で違う結果出てない?とビクビクしながら、乗車日、発着地、到着地を何度も確認しながら確定して決済。
早めに予約するとかなり安い値段で購入できます。
私の行った時はW杯真っ最中だったので、通常より高かったかもしれないですが、それでも全行程2等車使ってモスクワ-ペトロザヴォーツク3,320ルーブル(5,643円)、ペトロザヴォーツク-サンクトペテルブルグ1,642ルーブル(2,791円)、サンクトペテルブルグ-モスクワ2,098ルーブル(3,567円)でした。

ちなみに等級は、1等、2等、3等があります。
1等が2人用、2等が4人用、3等が車両全体にベッドが並んで仕切りなし。等級で値段は倍々くらいに変わってきます。安く行きたいにしても防犯や安全気にするなら2等にしとけ、と言われてるので、私はおとなしく2等を選択。お金に余裕があるなら、1等で2席分取って1人で使うのが一番安全で快適。
あと、2等以下はベッドが2段なので、上段か下段かでも値段変わります。上段の方が安い。
これはせっかくなので、両方取ってみました。
私は基本、あまりトイレに行かない、長時間身動きしなくても気にしない、特に知らない人と交流もしたくないってタイプなので、上段でも割と快適でした。ベッドの位置が高いので、上り下りが少し大変なので、頻繁にトイレ行きたいような人は下段取っといた方がいいと思います。

■ホテル確保

Booking.comにお願いします。
昔最低レベルのホテルで痛い目見たことがあるので、私のホテル基準は安めでも最低限の清潔性が保たれていそうなホテルです。寝るときまで気を張るの疲れるのでホステル、ゲストハウスは基本使いません。

今回、寝台列車を三回使うので、その分のホテルは不要。
サンクトペテルブルグとモスクワは上記の基準で適当に、まあ、たぶん治安も大丈夫そうだし、地下鉄駅もそこそこ近くにあるし、ってところで選択。

キジ島のところも最初は上記の基準で選ぼうかと思ったんですが、キジ島、島です。
湖の中にある島で、夏期シーズンは高速船で行けます。
電車で行けるのは湖の畔の街、ペトロザヴォーツク。朝到着して港までてくてく歩いて島までのチケットを買うこともできますが、たまに売り切れもあるらしく。
怖いので予約方法を確認すると、高速船はホテルカレリア(https://www.booking.com/hotel/ru/karelia-spa-petrozavodsk.ja.html)というホテルが運行してるので、そこにメールして取ればよいそうです。
これ、現地に行ったら、他にも運行してそうな船もあったんですが、詳細が分からなかったので、確実なホテルカレリア経由がいいと思います。
で、宿泊者ならチケット20%割引にするよ!っていうのと、四つ星リゾートホテルながらお値段も別に高くなかったので(朝食付き6千円)、え、ここで全然いいや、ってことで予約。
ホテルに、この日の朝9時に着くから、お昼頃のチケット確保ください!と依頼します。

■ビザ取得

ロシアは、ビザが必要です。
日本、観光なら割と世界中ふらふら行ける便利なパスポートが発行される国ですが、ロシアなので。
最近大分緩和されてきて、一部地域は一都市滞在なら電子申請で行けるようになりました。今回それでウラジオストク行こうとしてたのにコロナで入国拒否食らいました。

さて、ロシアのビザ取得。
検索かけると、もう本当に面倒です。
色々記事ありますが、一年の違いで大きく変更されるので最新の正しい情報を得ないとなりません。自力で取るなら大使館に確認した方がいいです。

とりあえず自分で取得する場合は、必要書類を用意し、平日大使館や領事館に申請に行き、書類を提出し、発行されたら平日受け取り、何か不備があれば出し直し。
……職場が大使館近所とか、時間有り余ってる都内の学生とかでなければ、半休2回も取って交通費かけて行くより、代行に頼んだ方が早くて確実って結論になるので、ビザ取得代行会社にお願いします。
私はこちらのロシアビザーズさんに依頼。
出発の一ヶ月半前に頼んで、6,200円。
ぎりぎりになると値段が上がっていくので(大使館側でも加算される)、旅程が確定したら早めに取得した方がいいです。

■その他チケット

観光地で先にチケットを取得する必要があるものはインターネットで予約していきます。
今回はエルミタージュのチケットと、一回見たかったマリインスキー劇場のバレエ。

・エルミタージュ美術館https://www.hermitageshop.org/tickets/
購入から180日間有効なので、日程を指定する必要は無し。適当に出発一ヶ月前くらいに買っておくといいと思います。

・バレエ
マリインスキー劇場(https://www.mariinsky.ru/
サンクトペテルブルグでバレエ観るなら、ここで観たいよね、という。
公式サイトでまず登録してからスケジュール確認して席が取れます。
滞在中に観れる日程は、「海賊」か「ロミオとジュリエット」だったので、とりあえずロミジュリで。
劇場全体が見えた方がいいなーってことで3階席の正面前方を選んだので割と安い席。

■その他、出発前準備

ロシア語会話をちょっと調べて挫折したり(最後までおはようって言えなかった)、仕事辞めたり、荷物詰めたりしました。
【荷物内訳】
・チケット類(A4用紙に印刷したものを2枚ずつ用意、PDFは全てDropBox保存)
・旅行保険証書
・一眼レフカメラ
・iPad
・iPhone
・Pomera
・モバイルバッテリー、他充電器
・サブバッグ(布バッグ・ウエストバッグ・カメラバッグ)
・服
・洗面具・化粧品・アクセサリー
・猿のぬいぐるみ

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猿のぬいぐるみはこれです。
なんか持って行って観光名所で撮ったら楽しいかな、と思ったけど、割と大きいので、自分でも何してるのかな?とは思いました。
明らかにスーツケースのサイズに比べて巨大に見えますが、大丈夫です、スーツケースが二泊三日用なだけです。
12日間の旅でした。
…………いや、まあ夏で服の容量少ないのと、途中で洗濯するし、半分くらい服は古いの持って行って現地で捨ててくので行けるよね、って大体いつもこれで旅してます。

次の記事から旅行本文。

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