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10年継続できる個人サロンは5%。の中身

美容健康業の個人サロンは、オープンから軌道に乗る3年までの間に90%閉業してしまうそうです。10年継続は5%、20年継続は3%と言われています。

私は自宅サロンを開業して3年目に週休5日になりました。サロンがつぶれそうになり、改めて自分の不甲斐なさにショックを受け、それからはお客様やサロンのことを寝る間を惜しんで考えました。そこから11年目になります。昨年からの急激な環境の変化で、私たちのような「一対一」「人対人」のお仕事にもダメージが来ているのではないでしょうか。そんな中でも、いつの時代でもこれさえあれば小さな個人サロンは継続できるのではと思います。

この記事ではサロンを継続できる人と出来ない人の3つの違いについてお伝えします。この記事を読むと、継続に必要なポイントを押さえることができるかもしれません。


継続できる人と出来ない人の3つの違い


個人サロンは技術を取得すると、低予算でサロンをオープンすることができます。スタートはみんな同じなのに何が違うのでしょうか。

一つ目は「人脈」二つ目は「接客術」三つ目は「マインド」の違いなのです。サロンはオープンと同時にお客様が入ることが理想です。ですので、それまでに広く告知や宣伝、発信をしていかなければなりません。その後は快適な空間を作るために、快適な「接客術」が必要になり、その間の継続のベースとなるのは「マインド」なのです。



「人脈がスタート」の分かれ道



実はSNSに頼らず集客ができている人たちがいます。それは一つ目に挙げた「人脈」のある人です。例えば、以前保険の外交員だった、子供の学校のPTAをしていた、小さなコミュニティに入っている、家族が商売をしているなど、すでにあなたのことを信頼している人が多い人ほど、そこから更に人脈を増やしていけるのですね。ここが最初のカギとなり、スタートで引き離されるか引き離すかの分かれ道となるのです。



「接客術でリピートのあるサロンになる」分かれ道


接客術とはたくさんの項目が含まれます。例えば「カウンセリング力」「コミュニケーション力」「対応力」「洞察力」「観察力」「傾聴力」「おもてなし」「目配り気配り」「清潔感(制服、室内、トイレ、小物)」「サプライズ」「お悩み解決力」「誘導力」「分析力」などです。これはすべて、私たちセラピストのためではなく、お客様が快適に過ごして喜んで帰っていただくための接客術です。

例えばこういうこと経験ありませんか?美味しいと有名なところにいったけど、店員の接客が雑だった、イライラさせられたなど、そんな経験です。実は、いくら美味しくても物がよくても、接客対応が残念だとリピートしないのが人の心理なのです。

詳細はこちらに執筆いたしました。



「マインドがすべてのベース」の分かれ道



私たちは「人対人」お客様ありきの仕事をしています。しかし、最終的にはお客様を選ぶ立場にならないと継続ができません。なぜなら、楽しく仕事ができなくなりモチベーションが下がってしまうからです。

低額利用のお客様を追いかけ続けますか?キャンセル癖のある人に来てもらいたいですか?できることなら、お客様と私たちが「相思相愛」であなたのサロンの価値を分かってくださるお客様ばかりが理想ですよね。でも、そうあるためにはあなたの「マインド」が変わらないといけないのです。

次、来なくなったらどうしよう。これ言ったら引かれるかな。アドバイスしたいけど嫌がれるかな。そんなマインドではお客様はあなたのファンになってくれませんね。この状態は「意識が自分に向いているとき」「意識はお客様に向けるもの」です。

自分中心のマインドになってないですか。「お客様が喜んでくれることは何か」「お悩み解決にはどうしたらいいか」を考えると、アドバイスもリピートの話もスムーズにできてきます。



さいごに



私はこれまで「技術」「ノウハウ」という単語は使っていません。

なぜなら、お客様はあなたの技術を選んでくるのではなく「あなたを選んでくるから」です。長く愛されるサロンを作りたいのであれば、サロンの毎日の活動やお客様の変化、それからお客様に対する想い、お客様の悩みをどう解決するのか、事例などを発信してください。

そんなあなたに惹かれてお客様は予約を入れてくれます。だから、自信をもって対応して下さい。これからは、さらに「濃い信頼関係」が必要になってくるでしょう。皆さんのサロンが、たくさんの人に必要とされるように応援しています!



サロン運営は「人対人」業種です。それなら「お客様心理」を理解しないと
お客様は快適に過ごすことが出来ないかもしれません。
そんな「女性特有のお客様倫理」そして「個人サロンを利用する人の心理」
それからサロン運営の土台である「マインド」について伝えています。






いつも読んでいただきありがとうございます。 お客様に喜ばれるサロンへ。セラピストが心から幸せだと思う仕事を。サロンが右肩上がりになるように、これからも発信を続けてまいります^^