食べ放題、全然食べれない問題
ここ最近の、「さて、多様性とは何か。」という問いかけに対する私の一考は、強弱ではないか、というモノだ。
たとえば、寿司である。
バイキングでたらふく食う寿司もあれど、
8貫と細巻き3切れ、お味噌汁付きで1000円の寿司もあるし、「時価」もある。
ネタの度合い、職人の有無、寿司は強弱が選択肢を、増やし、食の多様化につながっている。
たとえば意思決定もまた然り。
どのくらい何に肩入れするか、常に問いかけ続けている必要があるのだ。
この時代に棲む私たちの、課題である。
そういう時代に生まれた私も21歳である。
肉も魚も、美味いものを、ちっと食いたい。
そして、お酒なんか、ワインだとか、日本酒だとかを色々やりたい。
足るを知り、己を知り、本懐、本格とはなんであるかを、審美眼で見なければいけない。
強弱のある、さながら、クラシック音楽のような日々を私は望む。
それに慣れたのなら、淡々と、まるでベートーヴェンのように、単調で、優雅に、生きるのも良いかもしれない。
食った気のしない食べ放題肉を、3000円払って何枚も食うより、160グラム1200円のハンバーグがいいではないか。
モノゴトは、案外、強弱なのだ。
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