サラスバティ

まるごしカウンセラー。私のままで、できることは精一杯。

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最近の記事

一人っ子は都合が悪い

一人っ子はわがままになる、かわいそう。 そんな神話が薄れてきた。少子化で一人っ子が増えてきたからだ。 何を隠そうわたしも一人っ子。 一人っ子の目線から見ると、たしかにマイワールドが半端ないことはわかるが、みんなの方がわがままに見える。 一人っ子は他人をコントロールしようとしないが、主張や勝手な行動が多い。 だから、お願い事や要求の多さ、自分をルールや命令で動かそうとしてくる対象の方がよほどわがままに見える。なぜなら、頼られる喜びが薄いからだ。 よく比較されるのは末っ子だ

    • あなたからは「いいもの」が出ている。

      自己肯定感の大切さを知らない人は、もうほとんどいないだろう。 問題はその上げ方だ。もちろん自己肯定感は上下するものなので、下がっているからだめ、というわけではないが「自己肯定感」を実感すること自体、最初はとても難しい。自己肯定感とは、自分が自分の味方でいること。不安ではなく、自分の存在をいかに安心して認められるかだ。 過去の記憶や落ち込む気持ちから「自分など、いなければいい」と本当に思ってしまうことがある。それも大切な経験ではあるが、自分の存在を否定することは、自己肯定の

      • 愛と恐れは同時に発動しない

        人を愛していると、愛される。 この言葉を聞いて、恋愛に悩む女子は「こんなに好きなのに、愛されない」と眉をしかめるだろう。愛の一方通行感は全女子の心を抉ってくる。これほどまでか、というくらい傷つく。 だから「愛され女子になる」「追いかけられる恋」などの情報を自分に取り入れ、テクニックを模倣したり、相手の気持ちを推測して、いかに愛されようとするかを考える。 私はすべての女性が、自分自身、それから好きな男性を含む全方位から愛される人生を送って欲しいと心から願っている。 そこ

        • 「自己中」は自分中心だという嘘

          自分を大切にしよう、自分軸として生きていこう、という文化の中で「自己中」という言葉が妨げになりやすい。 日本の文化ではこの数十年「自己中」つまり「自己中心的」は罪だとされてきた。自分のことしか考えておらず、他者を見返らない。だから輪を乱し、迷惑な存在なので改めるべき。という価値観だ。 これは長年「人に迷惑をかけること」を大罪としてきた派生だと考える。 人に迷惑をかけない人間などは存在しない、という気持ちは置いておいて 実は「自己中」こそ、自分を中心に置けていない人を指

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          自分いじめの無意味さ

          私はあまり、人に対して「やめろ」ということはない。どんなことだって、やってみないとわからないし、それがいいことか悪いことかなんて、自分で決めて感じることで、人がとやかく言うことではないと思っている。 ただ、自分をいじめることだけは「やめろ」と言いたい。もちろん、いじめてしまったのならそれも仕方ないし、いじめたい時はいじめてもいい。「無自覚」にいじめるのはやめて欲しい。 人は生きていると、自分を「認めないこと」で成長すると勘違いしやすい。自分を甘やかしては大変なことになる。

          自分いじめの無意味さ

          連絡が来ない夜の過ごし方

          女の子の恋愛は「連絡が来ない夜」への悩みがセットでついてくる。 かつては逢瀬、かつては電話、かつてはメールだったし、今はラインだ。 彼の気持ちを知りたくて、夜中に検索しては「連絡が減っているのは、彼からの愛情とは比例しません」と読んで安堵するものの、検索は止まらず「好きな女の子には必ず連絡します」と読んで、どこか納得しながら悲しくなる。検索のゴールを「気持ちがありません」に設定していることも、薄々わかっている。比例しないなんて嘘だ。好きな気持ちがあった頃はこんなに暖かいラ

          連絡が来ない夜の過ごし方

          損していいから、やっちゃいなさい

          自分から我慢を捨てた。無理させないことにした。 その中に、「損したくなくて怖いから、やらないこと」があった。 損したくないから、先に笑いたくない。損したくないから、つまらない場所にいたくない。損したくないから、勇気出さない。損したくないから、愛さない。 我慢を捨てたことはとても良くて、でも、 勇気を出して、先に損をすることにした。 先に楽しむ、先に笑う、先に愛を与える。 先出しはいいというけれど、本心を抑えてやるのは良くないとまたそれも我慢していたことに気づいた。

          損していいから、やっちゃいなさい

          呪われた、ちいさなあなたへ。

          今日は呪われたちいさなあなたへ伝えたいことがある。 あなたは昨日、 初めて男の子からぶす、と言われたかもしれない。 空気が読めないねと女の子から仲間外れにされたかもしれない。 お姉ちゃんは勉強ができるのにあなたは怠け者ね、とお母さんに言われたかもしれない。 将来の夢、モデルだって。自分のこと可愛いって思ってるんだよ、って笑い声が聞こえたかもしれない。 そういうのは、性格が悪いってことだよ。みんな迷惑だから治しなよ、と言われたかもしれない。 あなたはみんなの言葉が

          呪われた、ちいさなあなたへ。

          愛されていない証拠集め

          こうした方が愛される、愛され女の6ヶ条、こんな女は嫌われる!など、ネットにはいろんな男性心理が溢れている。男性心理を知るのはもちろん大切なこと、でもそれよりもっと大切なことがある。 「私は、何もしなくても愛されているのがデフォルトである」 という考えだ。 何もしなくても愛されているけど、もっと彼を幸せにしたいから愛しやすいアプローチで2人が幸せな時間を過ごそう、という心意気はとても素敵だが、「今の私は愛されていない」や「そのままの自分は愛されない」から、勉強しよう。とい

          愛されていない証拠集め

          あいつの言葉を信じてしまった。

          心に残っている、傷ついた言葉はあるだろうか。 「調子にのっているよね」 「頭悪いのに、やめなよ」 「赤が似合わないね」 「女って、みんな肌綺麗だと思ってた」 「いやいや、ないわ、女として見れない」 「あんまり考えてものしゃべらないタイプだよね」 今心に浮かべている、あなたを傷つけた言葉たち。それらの全ては、今もあなたを傷つけて、正そうとしている。 あなたが今も、その言葉を忘れられないのが何よりの証拠だ。 その言葉は、たまたまあいつがその時、あなたに言い放つことで自分を保

          あいつの言葉を信じてしまった。

          「理想の自分」にならなければ、という罠

          自分を好きになりましょう。 まずはそこからですよ。 こんなこと私もめちゃくちゃ言ってるし、よく聞くと思う。そして、大体それを初めて聞くと「そうか、自分を好きになるのが大切なんだ!」って、理想の自分を設定する。 理想の自分を設定するのはとってもいいこと。こうなったり、ああなったりしたら素敵って妄想することは素敵で、大事だ。でも、「理想の自分にならなければ、好きになれないから頑張ろう」と思っていたら、この記事を一読して欲しい。 理想の自分になる前の、「今」の自分がそんなにも

          「理想の自分」にならなければ、という罠

          流れに身を任せる

          こうでなくてはいけない このままではだめになる わたしを責めなくてはいけない 甘えてはいけない 好かれるためにはこうする そんなことをしても全然いい。 だけど、流れに身を任せると見えてくるものがある。 怖かったものが、そんなに怖くなかったこと。 許してはいけないものが、許してもなんにも不幸にはならなかったこと。 損をしそうで怖かったことが、得をすること。 流れに身を任せると、経験が増える。 憶測や、数度の体験で培ってきた固定観念が崩れる体験をたくさんすると、それはいつし

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          その言葉は20年後に届いた

          「あなたを幸せにできない気がするから」 20年前、ある人から別れの際に言われた言葉。わたしはこの言葉の意味を、今理解した。 待望の初恋人は、18歳で出来た。 私には18まで彼氏がおらず、中学に入れば、高校に入れば当たり前に彼氏ができるだろうと期待していた気持ちは都度打ち破られた。いつしか彼氏が出来れば一人前だと思っていた私に初めて出来た彼氏だった。これでみんなと同じようにデートや誕生日などのイベントごとを楽しめる。そう思っていたのに、なんと付き合って1ヶ月で別れを切り出さ

          その言葉は20年後に届いた

          「わたしかわいい」は、無罪

          声を大にして言いたいことがある。 自分のことをかわいいと思っている。 これは、無罪だ。 令和の今、TikTokなどで自己発信するのが当たり前の今、 まさかまさか、まだ 「自分のことかわいいって思ってる」 が有罪であるなんて思いたくないが 念のため伝えておこう。 鏡に向かって、自分かわいいと言葉にしろ。 どこにいてもわたしかわいいと思え。 かわいくないなんて全部僻みだと思え。 自分が自分のかわいさを認めると それはどんな整形より自分を美しくしてくれる。 ただ

          「わたしかわいい」は、無罪

          体育だけは成立させないと死ぬ

          私の不得意科目は体育。よりにもよって体育だった。 ずっと思っていたことがある。不得意で人に迷惑をかけてり、激しく自己肯定感を下げられる科目って、体育がダントツじゃないだろうか。 なぜなら体育は、 出来ないと成立しない。 歌が下手な人はいる。でもなかなか人前でソロ歌唱を求められることはない。最悪合唱の時は裏声で小さく歌えば目立たない。 絵もそうだ。絵が下手でも飾り付けられてああこの人は絵が下手なんだなあと言われるだけ。笑われることは辛いかもしれないけれど、人に白い目を向

          体育だけは成立させないと死ぬ

          誰にもあげていないから、もらえない。

          「仕事を頑張っているのに認められない」「彼からもっと愛されたいのに愛してくれない」「お金が欲しいのに貰えない」「人から感謝されたいのに、誰にも気付いてもらえない」 貰えない、くれない、って悲しくなる時が、誰にだってある。 そんなに欲しがっていないときはあんなにみんなくれたのに。今、今欲しい!今こそ欲しい!と言うときは誰もくれなかったり、渋ったりする。この人は硬いだろうと思った人ですら、今日に限って言葉もお金も愛もけちんぼに感じたり。 もらえないって悲しくなるときは、あな

          誰にもあげていないから、もらえない。