さらさ

同居するアルツハイマー型認知症の母(90歳)との記録 日々悩みながら戸惑いながら・・・…

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同居するアルツハイマー型認知症の母(90歳)との記録 日々悩みながら戸惑いながら・・・の備忘録です。 たまに介護以外の【じゃない話】も。

最近の記事

陽気のせいか、久しぶりに大荒れしている母。夜中に自分がやったあれこれを「誰かが!」とか、自分の服を「自分のじゃない!」とか。今朝は顔を合わせたくないので、母がトイレに行ったタイミングで朝のお盆を持って行った。やだなぁ。これ続くのかなぁ。。。

    • 「オレも行くのか?」

      当方、東北の片田舎。 90歳前後のお年寄りは、おばあさんでも自分のことを【オレ】と言ったりします。 先日、平日の仕事休みの日にあれこれ母の用事を済ませました。 母はたった今のことを忘れるし、覚えてたら覚えてたで不安になるので、出かける直前に「今日、〇〇に行くよ。」と伝えます。 その日は「今日はばあちゃんの髪を切りに行くよ。」と、まずは美容院へ。 道々、「しばらく外に出てなかったから‥」と咲き始めた桜に感激している母。 いやいや、昨日デイに行ったばかりですから。 そして美

      • 少しずつ進んでいる母の症状について

        母が認知症と診断されてから、4年になります。 その数年前から軽度認知障害と診断されていて、生活に支障は出ていましたが。 最近の母はというと、被害妄想から荒れまくっていた頃に比べてとても穏やかな日々を送っています。 不穏になる頻度もだいぶ減りました。 それでも間違いなく認知症の症状は進んでいて、あれこれ手がかかるようになってきたのも事実です。 母の晩ごはんは、私がお盆に載せて部屋まで持って行き、テレビを見ながら一人で食べます。 以前は台所で一緒に食べていましたが、すると

        • 本当は産まない予定の子供だったらしい

          それは、私のことです。 母は、体質的につわりがとてもひどかったらしい。 姉と兄を妊娠した時は、母曰く「産み月までつわりがひどく、水を飲んでも戻していた。」そうです。 それでも周りが望むままに初子である姉、そして跡取りになるべく長男の兄を産みました。 そんな母は、3人目を身ごもった時にあの辛いつわりにはもうどうしても耐えられない、と産まない選択をしようとしたそうです。 でもその時、母の大姑(私の曾祖母)から「せっかく授かった生命なのだから‥」と説得され、産むことにしたら

        陽気のせいか、久しぶりに大荒れしている母。夜中に自分がやったあれこれを「誰かが!」とか、自分の服を「自分のじゃない!」とか。今朝は顔を合わせたくないので、母がトイレに行ったタイミングで朝のお盆を持って行った。やだなぁ。これ続くのかなぁ。。。

          避難したことを忘れていた母

          元日の地震、当方は震度4だったので揺れの影響はほぼありませんでしたが、海が近いため津波警報が出され、家族で避難したそうです。 「・・そうです。」というのは、私は元日早々仕事で家に居なかったから。 以前、津波警報が出された時には結局避難せず、幸い津波も来ませんでした。 ただその時は「どうする?避難する?」とまごまごしている間に、我が家の前の道路が渋滞となり、結局【しなかった】というよりは【できなかった】という記憶が。 車が出せないとなると、母を連れて歩いての避難はなかなか大

          避難したことを忘れていた母

          通帳を布団の下から又引き出しに戻していた母。そしてなぜか隣に卵がひとつ。台所から持ち出したと見られるが母の部屋にはちょっとした冷蔵庫があるのになぜここに?その昔養鶏場で働いた事がある母は卵に一方ならぬ思いが有るのかも。もちろん捨てましたよ。いつからあったのかわかりませんから。

          通帳を布団の下から又引き出しに戻していた母。そしてなぜか隣に卵がひとつ。台所から持ち出したと見られるが母の部屋にはちょっとした冷蔵庫があるのになぜここに?その昔養鶏場で働いた事がある母は卵に一方ならぬ思いが有るのかも。もちろん捨てましたよ。いつからあったのかわかりませんから。

          認知症の母の下着について

          お目汚しで申し訳ありませんが、写真は認知症の母90歳の下着です。 (安心してください!新品ですよ) 母は若くして夫を病気で亡くし、3人の子供を連れて嫁ぎ先の家を出ました。 食べていくために3つの仕事を掛け持ちし、そのうち下着と化粧品の販売は抱き合わせのようにしていましたが、知り合いのおばちゃんたちから支持されて、それなりに売り上げていたようです。 80歳も過ぎると、知り合いのおばあさんたちもどんどん減っていき、存命だとしても、もう下着や化粧品に高いお金をかける人はいなく

          認知症の母の下着について

          ケアマネのこと

          母の担当のケアマネは、悪い人ではない。 バリバリと仕事をこなすタイプで、困ったときに相談するとすぐに行動してくれる頼れるケアマネです。 ただ・・・何だろう、この人と話した後はなんとなくモヤモヤするのです。 例えば、母が通っているデイサービスの施設長だったKさん。 言葉の少ないKさんをなんとなく見下すように「コミュニケーションがとりにくい」と言っていましたが、母はそんなKさんが大好きでした。 そして先日のこと。 デイサービスの若い職員の方の話になった時に「利用者さんに合わ

          ケアマネのこと

          介護度が上がっていました

          先日の介護認定調査の結果が送られて来ました。 母はだいぶ足腰が弱くなってきたとはいえ、自分で食事もできるし、トイレも介助なしでできます。 一時期の荒れていた頃に比べれば、割と落ち着いているので、てっきり前回同様【要介護1】だと思っていました。 ところが実際は【要介護2】に。 要介護1と2の違いっていったい?・・・と、少し調べてみました。 わかりやすかったのはこれ ↓  身体的な介助だけではないんですね。 母は、通帳に執着はあっても、もう自分で何かにお金を使うという考え

          介護度が上がっていました

          介護認定調査の日

          今回の介護認定の調査員は、初めて男性(しかも若い!)でした。 いつものように、先に私が一人で話をしました。 現在の母の様子や、困っていることがないかなど。 現在の母について・・・ 調「大声を出したりすることはありますか?」 私「無いです。」 調「幻覚が見えたりすることはありませんか?」 私「無いです。」 調「物取られなどの被害妄想はありませんか?」 私「以前はありましたが、今はありません。」 困っている・・というほどではないけれど、数分前のことを忘れるので、下着を取り替

          介護認定調査の日

          モンスター婆さん来たる

          認知症の母には、年子の姉がいます。 車で20分ほどの場所に住むこの伯母は、92歳になった今でも自分で車を運転しますが、我が家に来る途中で事故でも起こされたら大変なので、最近はなるべく私が母を伯母の家に連れて行くようにしていました。 それでも連れて行けば行ったで、母は必ず不穏になって荒れるのです。 なので仕事が忙しいという理由にかこつけて、このところずっとご無沙汰していたのですが、先日私が仕事に出ている間に伯母は車でやってきました。 その日の夕方、私が会社から帰ると、母は

          モンスター婆さん来たる

          グループホームの入所「今回は他の方に・・」

          以前、私はこんなつぶやきをしました ↓ この時の会話とは・・・ ケアマネ「その後のご様子はどうですか?」 私   「だいぶ落ち着いてきました。」 ケアマネ「もしグループホームの順番が回ってきたとしたら?」 私   「今はだいぶ落ち着いているのでまだ迷う気持ちはありますが、もしそういうご縁があれば・・」という程度。 グループホームの入所について直接案内があった訳ではなく、最近の母の様子や、他愛のない世間話の延長でのこの程度の内容でした。 それでも何となく、いつもの会話とは違

          グループホームの入所「今回は他の方に・・」

          今年もやっぱりコスモス時

          母はコスモスの咲くこの時期に認知症が発覚し、そして毎年この季節になると必ず不穏になります。 案の定、今年も。 メガネを持って「自分のメガネはこんな色じゃない!」と何回も訴えに来たり、ずっと興味がなかった財布からお金を出して「髪染め買ってきて。」 と持ってきたり。 何年も髪なんて染めていないのに、鏡に映った白髪が急に気になったか? もちろん、そんなことを言ったことすらすぐに忘れるので、お金はすぐに財布に戻しました。 そうかと思えば、20年以上前に亡くなった姉の姑さんを「元

          今年もやっぱりコスモス時

          グループホームの入所についてケアマネから。こちらの返答次第ではその日が近いかもしれない、という空気が読み取れた。このところ落ち着いているので心がざわつくけれど、どこかで決めなければ・・・。枯れないように毎日水やりしたコスモスも咲き始めた。あれから3年。頑張ったよ、私。

          グループホームの入所についてケアマネから。こちらの返答次第ではその日が近いかもしれない、という空気が読み取れた。このところ落ち着いているので心がざわつくけれど、どこかで決めなければ・・・。枯れないように毎日水やりしたコスモスも咲き始めた。あれから3年。頑張ったよ、私。

          何もしないお盆

          今年、我が家ではお盆の飾りも何もしませんでした。 理由は、母が荒れるから。 そもそも我が家には、仏間はありますが肝心の仏壇がありません。 祖父母と暮らしていた古い家には仏壇もありましたが、私が小学生の時に父が30代で亡くなり、その後いろいろあって母と私たちきょうだいはその家を出たのです。 母は苦労をして私たちを育て上げ、また【分不相応】な大きな家も建てました。 祖母や他の親戚に対する意地があったのだと思います。 その大きな家にはこれまた立派な仏間もあるのですが、母は仏

          何もしないお盆

          手荒な真似はしたくないのに・・・

          認知症の母は、もともと左側の耳の聞こえが悪かったのですが、10日ほど前から急に殆ど聞こえなくなってしまったようです。 それでも右側は聞こえるし、痛いとか風邪をひいたなど病的な症状はありません。 90歳を超えた母の姉である伯母は、ずいぶん前から補聴器を使っていて、それでも聞こえていない時があるし、まぁ年齢的に仕方ないのかなと思いました。 また通院している内科のお医者さんから「その歳で補聴器もつけずに会話できるんだから・・」と言われたこともあって、少し様子を見ることに。 と

          手荒な真似はしたくないのに・・・