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文章力を鍛えるために「毎日堂々と書く」を続けた、私のnote

ハンドメイド作家兼、ハンドメイド作家活動アシスタントとしても活動しています、sarariです。(メールセッションの詳細はこちら

お客様から「最初は写真を見て『いいな』と思いましたが、作品の紹介文を読んで、もっと欲しいと思いました!」というお声をよくいただきます。

作品の魅力を写真から伝える努力もしつつ、「言葉」を使って更に魅力をお届けできるように、言葉の力も大切にしてきました。

今回は、言葉の力を大切にする私の「文章力の鍛え方」をテーマに、書いていこうと思います。


「読むこと」を習慣にする

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まずは、「読むこと」。

「書く」と「読む」は、表裏一体。

読めば語彙力や表現力がつき、読むことを習慣にしたうえで書くことで、文章力を自分の力にしていけると思っています。

でも実は、昔から読書が好きなタイプだった訳ではありません。

中学生、高校生の頃は「読書している人ってカッコイイ」と思って読書する習慣をつけようとするものの、いつの間にかウトウトして、内容も覚えていない…なんてことがしょっちゅうありました。

そんな私が読書するようになったのは、「本当に読みたい本」を自分に認めてあげるようになってからのこと。

読書する理由が「読書している人ってカッコイイ」だった私は、ずっと「読んでいるとカッコよく見える本」を選んでいたのです。

「読みたい」という純粋な好奇心ではなく、「これを読んでる私、カッコイイ!」という感覚だったので、どの本も、自分の知識、語彙力、表現力などの血肉にはなりませんでした。

自分の血肉になるような本は、自分が心から求めている本なのだと知ったのは、大人になってからのこと。

それも、ここ数年のことです。


血肉になるのは「心が求めている本」

私が本選びの方向性を変えるきっかけになった、私の心が求めていたのは、こんな本でした。

自分が今まで「私には似合わない」と言い続けていたピンクの表紙に、「ゆるふわ」という言葉、そして茶髪で巻き髪で、ピンクのワンピースにパールのネックレスの著者。

何もかもが自分と正反対だったし、本自体も、今までの自分なら絶対に選ばないテーマでした。

当時の私は仕事は厳しく辛いもので、体調不良でも限界まで我慢してやることだと思っていたし、服は黒や青が多く、「真面目」「落ち着いてる」という言葉通りに生きてきた。

そんな私がこの本を買うため、読むためには、ものすごく勇気が必要で、レジに持っていくのにも随分悩んだことをよく覚えています。

でも、どうしても読みたかった。

今までの私が「そんな人生あるわけない」「そんなの無理」と思っていた、「仕事が楽しい」と言える人に出会えたことが衝撃的だったのです。


読書は「人生の選択肢を増やすこと」

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だから、勇気を出して買い、読みました。

そうしたら…人生に、新しい選択肢が生まれた。

「仕事を楽しもう」という、選択肢が。

その時に気付いたのです。

「本を読むって、こういうことなんだ」って。

カッコつけることでもないし、興味のないジャンルの本を「教養を身に付けた方が良いはず」「これを読んだら、大人になれそう」というふわふわした理由で読むものでもない。

読書は、自分の好奇心を純粋に満たすため、知りたい知識を得るために読むものなんだって。

その日から、読書が「当たり前」の生活が始まりました。

もともと語彙力があった方ではないと認識していますが、語彙力や表現力などがついたのは、やっぱり本を読むようになってからだと感じています。


文章を書くことが苦手だった私

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先ほど「もともと語彙力があった方ではない」と書きましたが、私は文章を書くことが苦手でした。

小学生の頃の読書感想文には、読んだ本の文章(一行くらい)を書いて「ここを読んで、こう思いました。」というパターンを原稿用紙2枚分(宿題に必要な最低枚数)書いて終わり、という有様。

「感想って言われても、何にも書くこと思いつかない…」と随分悩んだものです。

高校生になってからブログを書くようになっても、相変わらず文章力は磨かれないまま。

当時のブログは普通の日記だったので、何かを学べたり、何かを伝えたりするようなものではなく、自分が、自分の記録として残している物でした。


「書くこと」に慣れる

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そんな私が今のように文章を書けるようになったのは、読書を続けていたことと、「今の私に言えることを、堂々と書こう」と決めたことがきっかけ。

ずっと、堂々と表現することに抵抗があったのです。

文章の端々に「私なんて…」という感情が見え隠れする言葉しか選べなかった。

「私は、こう感じた」「私は、こう思っています」と書くことが、すごく怖かったのです。

「何か言われたらどうしよう」「違うって否定されるのが怖い」と、ずっと思っていた。

でも、勇気を出して、「堂々と文章を書く」と決めました。

そしてそれを「毎日やる」とも、決めました。

それが、私のnoteです。


怖いけど、毎日堂々と、自分の気持ちを文章にする

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「怖い気持ちもあるけど、堂々と文章を書いてみる」

その練習を毎日積み重ねて、今の私があります。

実は、私の「怖い」という感情は、ネットショップの作品紹介文にも表れていました。

今でこそ天然石の意味に焦点を当てた文章を書いていますが、以前は、コーディネートの提案をするような文章をひねり出すようにして書いていたのです。

そんな書き方を変えてくれたのも、「怖いけど、毎日堂々と、自分の考えていること、気持ちを文章にする」という練習を続けた成果。

毎日書いて、毎日更新する。

それを続けたことで、私が書きたかった詩的な作品紹介文を書いても「変だ」と言われないことが分かりました。

しかも、その紹介文を読んで「欲しい」と言ってくれる人が居るとも分かったのです。


自分が怖がっていたことが、実は、私の魅力だった

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文章を書くことに、本当に自信がありませんでした。

「ハンドメイドを始めてまだ数年しか経っていないのに、こんな記事を書いてもいいのかな」
「ポエムみたいな作品紹介文を書いて、『気持ち悪い』『変だ』って思われないかな」

本当に、怖かった。

でも書いてみたら、自分が思っていたのとは別の言葉を寄せられるようになったのです。

「参考になりました!」「紹介文を読んで、アクセサリーを購入しようと決めました!」というコメントやメッセージをいただく度、「私でも役に立てるんだ」「表現しても大丈夫なんだ」と、ホッとしました。

そして、自分が怖がっていたことが、実は私の魅力だったと気が付いたのです。

怖がって、自分の気持ちを堂々と書く練習をしていなかったら、きっと今の私はいません。

勇気を出して、心が求める「本当に読みたい本」を読むようにしたこと。

怖かったけど、「堂々と気持ちを言葉にする練習」を毎日続けたこと。

それが、今の私を作ってくれました。

そしてそれが、私にとっての文章力の鍛え方です。


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