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見えてない≒存在しない

ミニマリストにあこがれて、ミニマリストさんの本を山ほど読みました。
読みながら、捨てる。読みながら、選ぶ。

これはマキシマリストだった時から気付いていたことですが、
「見えていない」というのは「持っていない」「存在しない」とほぼ同義ですよね。
お片付けが苦手で物が散らかりがちな方で、持っているのに気付かずにいくつも同じ物を買ってしまう という経験をした方は多いはずです。
家のあちこちからハサミがいくつも出てきた、とか、デスクを整理したら定規が何本も見つかった、とか。

これは、持ち物が可視化されていないためだったり、定位置が決まっていないためだったりで、起こることです。
普段視界に入っていない存在を忘れる→あるのか分からない→きっとないんだろう→買う
みたいな。

私は自称整頓上手な元マキシマリストで、お部屋に大量に物がありながらも、どこに何があるかは把握できていました。
なので、物を探したり重複購入したりすることは殆どなかったのですが、
見えていない が 存在していない と一緒だということを痛感することは何度もありました。

それは、お洋服です。
お洋服が好きでしょっちゅう買っていたので、必然的に失敗したり着る頻度の下がったものも相当数出てきます。
そのお洋服を、実家に送って誰かほしい人にあげてもらっていました。

日々が過ぎて、母から「前にさらが送ってくれた赤いワンピースを○○ちゃんが着ててね」などと報告があったり、帰省すると母が元私のお洋服を着ていたりするのですが、そのお洋服のことを私は全く覚えていないわけです。

赤いワンピースってなんだ…そんなの着た記憶ないぞ…
あれ?そういえば母の着てるカットソー、見覚えが…あ、私のか!

こんなことが何度もあり、デイリーで見かけないものは「ない」と認識されているんだと体感していたわけです。
正確には「ない」は認識ではないので、データ的には抹消されているに等しいですね。
手元から消えてしまえば、よほど思い入れでもない限り、持っていなかったと同じことになっていました。
ミニマリストにあこがれた時、捨てる決断を後押ししたのはこの体験です。

見えるところになければ、必要なもの以外は元々存在しないのと同じになるはず

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これは「情報」でも同じと言えます。

例えば、パートナーが浮気をしても、私がそのことを認識していなければ私にとっては存在していないこととほぼイコールです。
(だからと言って!全く!浮気は推奨していませんが!)
他人がどんなに私の悪口を言っていても、私の耳に入らなければ私にとってはノーダメージです。
(バレないように悪口を言う人は、自分の耳から自分の発した悪口を聞くことになって自分だけが汚れていきます。いいこと何もありません)
全く情報の入ってこない世界情勢は、私の認識の中では存在しない世界ですし(それが良いことではありませんが)、
存在しない世界のことはきっかけがない限り思い出すことすらありません(そもそも知らないわけですし)。

私の世界は、私が取得している情報「だけ」でできていて、それは全ての他の人の世界と異なります。
私たちはみんな、同じ世界にいながら別の世界に生きているんですね。

さらに、これを逆から見て妄想を撃退することもできるのでは?と思いました。
不安の強い人や自信のない人は、「誰かが悪口を言っているのでは」「メッセージに返信がないのは気を悪くしたからでは」みたいに
事実として取得できない情報を自分で作り出して、それを「ある」ものに作り替えるのがとても上手です。

私もすぐ、他人の感情を自分の中に作って、勝手に気分が悪くなったり悲しくなったりします。

でも、その情報は「ない」ものなのでは?ということにさえ気付けば、冷静になれるはずです。
この悲しいストーリィは、不安な情報は、現実に目の前で起きていることだろうか?
私が「かもしれない」をもとに自分のために(本当はいやなはずなのに)作り上げているんじゃないだろうか?

不安なことをずっと考え続けて不安スパイラルに落ちていくときは、目の前に存在しない「お洋服」を自分で投影して見つめ続けているんですよね。
悲しみの種が「かもしれない」が生んだものかも?と思えたら、「かもしれない。で、事実はどうなの?」ともう一度自分に聞いてあげることができます。
そして、実際に得ていない情報は「ない」わけだから、それが本当に起きるまでは保留して放っておこう、と、思えるようになるのかなぁと^^

持ち物も、情報も、私が「主体的に選んでいる」ということが大切です。
ため込んだ物にありがとう&さよならを告げながら「捨てる物を持つのはやめよう」と思えましたし、
「かもしれない」を捨てて事実を集めるように意識することで、人間関係が格段に良くなりました。

どちらも、私に清々しい「余白」をくれます。
物で空間を埋めることも、情報を作り出して心を埋めつくすことも、なかなかにしんどいものでした。
だから、選んで、捨てて、必要なものだけを持つ

ミニマルに、シンプルに生きることと自分を大切にすることは、つながっているなぁと感じています♪



生活をミニマルにしても使いたいお気に入りのものはこちらにまとまってます

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