自分の心の闇を許すとき
皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
外は暴風雨が降っていて、グリム童話の絵本のように「ヒューヒュー」と風の音が窓を打っています。
私は、気圧の影響を受けやすいタイプのようで、自分の不調で天気予報ができるくらいです(笑)。
こんな荒れた気圧の日には、どうしても人はネガティブな感情に負けてしまいそうになります。
どうしても許せない人がいるというご相談を受けることがあります。現状は何も変化はなく、事件も起こっていません。許せない人と自分も、今ではまったく関係がないです。
すべては終わったこと。そして過去のことのはず。
それなのに自分の時間だけが止まっていて、許せない思いが、恨み、怒り、嫉みというマイナス感情を自分の中に作り出しています。
マイナスの感情を持ち続けると、自分自身がマイナスの気を発するようになります。「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、マイナスの自分にはマイナスの方しか近寄ってきません。幸せや運は明るい所、プラスの気を好みます。人を恨んで不幸になることを願っていると、逆に自分が幸せから遠ざけられ、周りに不幸な方ばかり集まり、不幸へ転げ落ちてしまうのです。
確かに世の中には、法律で罰しなくても、人を傷つける行為は存在します。
そして、相手に悪意がなくても、結果的に裏切られることは多々あります・・・。
理不尽な世の中だからと言って、自分が恨めば、相手の人は不幸になるのでしょうか?
そして、相手が不幸になれば、自分は幸せにたどり着けるのでしょうか?
残念ながら、そんな保証はどこにも存在しません。
ただでさえ、辛い過去を抱えて生きてきた自分です。相手を恨むことで、思い出してまた傷つき、拘り続ける自分にまた嫌気がさす毎日。
許せないことで不幸になってしまうのは、相手ではなく自分自身である可能性は非常に高いです。
そう考えるとなんとも馬鹿らしいと思いませんか?
自分を自分で苦しめるのは、今日で終わりにしましょう。あなたが相手を許せないのは、当然な感情なのです。だから、無理に許そうとしなくても大丈夫です。許せないなら、許さないままのあなたでいてください。
あなたが許すのは、相手ではありません。「相手を恨む自分」を許してください。相手を恨む自分を仕方がないと許して受け入れてあげて下さい。
相手のことは「許す」のではなく、「忘れる」ようにしましょう。
人は否が応でも、時間が経てば忘れる生き物です。
時間は、前に進みたい自分のいつでも最大の味方になってくれます。忘れるまでの時間は、自分で自分を愛する時間。精一杯やりたいこと、楽しいこと、自分だけのために贅沢に時間を使いましょう。
自分のことを何でも精一杯やっていると、時間が立つのもあっという間でしょう。それでも辛い時は、寝るのが一番!!「果報は寝て待て」です。
自分を愛することができれば、許せない思いも忘れることができます。
どうしても許せなかったとしても、どうでもいいことだと、鼻で笑う自分に
なっていきます。
季節が移り変わるように、あなたの気持ちも移り変わっていきます。
一つとして同じ場所にとどまることはないのです。
夜明けが必ず来るように、心の闇も明ける時が必ずやってきます。
だから、こんな荒れた天気の夜は、羊を数えてもう休みましょうか?
すべての人は幸せになるために生きているのですから。
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