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皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。

真夜中のブログ更新になります。
昨日の19日は、特別な満月の日。日本では、部分月食を伴う満月は140年ぶりで、次は65年後にしか見られない貴重な満月でした。
私も夕方見ていましたが、街の明かりなのか、雨の前兆なのか、雲がかかりぼやけていて、はっきりと確認はできませんでした。ほとんど隠れるとのことなので、見えないくらい隠れていたのかもしれません。
今年の満月の中では一番遠い満月だそうです。赤い大きなお月さまである部分月食の満月をテレビでの画像を見ていて、「赤い月」という日本映画を思いだしました。2004年に上映された、作詞家のなかにし礼さんの自叙伝のような小説の映画化です。常盤貴子さんがヒロイン波子を演じています。第二次世界大戦時に、日本人が夢と野望を胸に渡った満州の地での、主人公波子の女性としての生きざまが描かれた作品です。終戦のさなかの大変な時代に満州から子供二人を連れて日本に帰国するため、たくましく生き伸びた波子は、「風と共に去りぬ」のスカーレットオハラととてもよく似ています。ダイナミックな時代背景も見ごたえがある「風と共に去りぬ」と「赤い月」は、私が好きな映画の作品の一つです。
波子役の常盤貴子さんが気品がある美しさなので、波子が複数の異性関係があっても、だらしない印象にはなってはいません。それでも男性を都合良く利用して生き延びる波子の、滅茶苦茶で自己中心的な生き方は賛否両論があるように思います。私も波子の生き方すべてに賛同はできません。それでも、どんな困難が目の前に出てきても、何がなんでも生き抜こうとする波子のブレないたくましさは、私の憧れでもあります。誰かのためではなく、まずは自分のために生きようとする波子はとても正直で強い女性だと思います。結果的に、そんな波子に救われて周りの人も生き延びることができました。自分勝手なくらい、自分の意思で、迷いなく行動に移すことができる強い女性だからこそ、周りを救うことができたのです。自分を大切にできる強さがないと人に対しても優しくするのは、難しいと私は思います。
この映画の波子だけでなく、スカーレットもそうですが、どうも、私は自分の足で立っている強い女性が永遠の憧れの的のようです。昨日の部分月食の赤い月を見て、久しぶりに昔見たお気に入りの映画を思いだした私でした。今回の満月は「おうし座」の満月。おうし座は、豊かさの象徴と言われる星座です。豊かさはまずは自分が満たされないと、人に与えることはできません。人に与えられる豊かな自分でいるためにも、満月の今夜は、自分の心の声に素直に耳を傾けてみるとしましょうか。

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