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赤ちゃん返りが起こる前にしておくとよい事✳︎

「赤ちゃん返り」をご存知でしょうか?これは、ある程度色々できるようになった子どもが、まるで赤ちゃんに戻ったような振る舞いをする事をいいます。

保育園で働いていると、その姿は顕著に見えます。ほとんどの子に同じような行動が現れます。

それは、お母さんのお腹が大きくなり始めると、少しずつ起こってきます。

子どもはお母さんの気持ちの変化や、状況の変化にとてーも敏感です。

それを感じ取り「なにかわからないけど、おおきなことがおきそうだ」と思って、

気持ちが崩れやすくなったり、今まで当たり前にできてきたことを「できない~!」「やって」などと甘えたり、試し行動をしたりします。

それはなぜか?

子どもにとって、世界で一番と言えるほど、親の愛情と関心が大切だからです!!

なので、赤ちゃんのように何もできなくふるまって「これでもすきでいてくれる?」「これでもつきあってくれる?」そうやって愛情確認を必死にしているのです。

子どもの精神状態はというと、「あかちゃんができたら、ぼくのこといらないんじゃないか」と、それくらいに不安を感じる子もいます。

そんな子ども達や家庭を見てきて、私なりに事前にしておくととてもいいと思う事を綴っていきたいと思います。

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*赤ちゃんが生まれてくる前に、思い出作りをたっぷりする

兄弟が増えると、今までの生活とガラッと変わるのは確実といえます。だからこそ、今いるその子にしっかり向き合ってあげるととってもいいです。例えば、動物園、遊園地などの思い出づくりをしているご家庭もありましたよ✳︎

*ずっと大好きであることを言葉やスキンシップで伝える

子どもは不安でいっぱいです。それを満たしてあげられるのは周りにいる大人。特に強力な存在はお父さんお母さんです。子どもが赤ちゃん返りで愛情を求める以前に、たっぷり愛情と関心を感じていたら、そこまでひどくなりません。愛をパワーにして生きているのが子どもだと言えます*

✳︎不安な気持ちを代弁してあげること

お母さんが体調悪くなると、子どもも不安定になる事も。不安と心配が行動にあらわれてきます。なので、「お母さんが体調悪いから心配してくれてる?」「赤ちゃん生まれてくるのがドキドキする?」と表現しきれない気持ちを大人が代弁して「そうなんだね」と理解してあげると、「わかってくれてる」と安心します。

*これからの事を言葉でも説明する

お母さんのお腹に赤ちゃんがいること、赤ちゃんが生まれる時にはお母さんが病院に行って家にいない時もあること。

赤ちゃんができるとお母さんやお父さんはミルクをあげたり、オムツを替えたり、とっても忙しくなる事。

とっても忙しくて一緒に遊んであげられない時もあるかもしれないけど、ずっと〇〇くんを大好きであること。だから、今いっぱい遊ぼう!ということ。

ちゃんと愛情をもって子どもに伝えれば、子どもはとっても賢いので分かります。そして、「弟や妹が生まれても、自分は大切な存在なんだ。」と自己肯定感がしっかりある子は、下の子を大切にしたり、お手伝いしようとする姿も出てきます。

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自分が満たされていて、安心感でいっぱいになったとき、親がいつでも自分を好きでいてくれるという自信があるとき、

大きな変化に備えた準備ができるのかなぁと思います*

もちろん、生まれた後もバタバタすると思いますが、我慢している事、頑張ってくれていることを理解して、「いつもありがとう」「がんばってるね」と声をかけてあげてください。

時には、我慢が爆発して甘えん坊炸裂する時もあると思うので(笑)

その時は、他の人にも協力してもらって、一対一で過ごせる時間を作り、たっぷり関心を向けてあげる時間を作ってあげると、子どもは驚くほど落ち着いたりします*

お父さんお母さんは大変ですが、

子どもが親に対して好きだけでぶつかってくる。そんな時期も長くはありません。

そんな手がかかりつつも最高に可愛らしい時を、素敵な時間として築いていけるといいですね*

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最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

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sapo✳︎