中学受験を振り返る #4 (6年生前期)

6年生から土特が始まりますが、平常授業は80分に短縮されて週2日に減ります。火木はサピが21時までになるので、放課後学校から直行だと体力的に少しキツい(お腹が空く)かもしれません。帰宅後に夕食と風呂になるので、必然的に就寝時間が遅くなります。

授業時間6年前半

算数はA、B授業の境界が曖昧になります。校舎によってはデイリーチェックを授業前テストの時間で終わらせて授業では入試問題演習をやったり、最高峰特訓や最難関中プリントをやったりと色々。前学年までの「B授業→A授業の2週間で仕上げる」スタイルではなくなるので、1週間完結のつもりで気合を入れてやりましょう。難度はそれほどでもないはずです。

社会は経済史、外交史、文化史などの切り口で歴史を総復習した後は公民に入ります。また新分野、小学生には馴染みのない単語が並びます。普段から新聞を読んでいるとスッと頭に入りやすいんですけどね。

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余談ですが、ONE PIECEの世界だと悪い人は新聞をよく読んでます。

新しく始まる土特はあくまでもアウトプット中心の演習なので、5年生までのインプット学習に不安があればそちらを埋める方が大事。算数の分野別プリント(図形問題)、理科社会の「知識の総完成」だけはマスト。あとは放置してもいいので各自弱点補強に勤しみましょう。夏以降は有名中も始まるので弱点を埋める時間がほぼなくなります。

「教材の取捨選択」を始める時期でもあります。アルファっ子は基本的に処理能力が高いので、5年まではなんだかんだで全問題を解けちゃう子が多いのですが、6年の量は無理。最初から「全部はやらない」と決めるのは勇気がいるもの。演習中心の土特で試し切りして、恐怖感を早めに克服しておきましょう。

昨年はコロナ禍でこの前半部分がドカンと飛びました。学校もサピもなくなり時間が無限にあるのにタスクはそれほど増えるわけでもなく。テストは自宅受験でクラス昇降なし、授業点での競争も消えて緊張感が失われてモチベーションが急落していく。時間をかけてだらだら勉強するようになり、効率が劇的に下がりました。

それでも春のマンスリーまでは5年後期までの貯金で凌げていましたが、学校・サピ再開後にだらけ癖が抜けず徐々に立ち行かなくなり、教材が消化不良になり始めます。戦略的に切った教材に手を出さないのは正解、時間がなくて手を付けられなくて積み上がるのは悪手。こういうのを後手後手と言いますね。

また、国語の文章の抽象度が上がったからなのか全然点数が取れなくなりました。新5年なりたての頃も少し停滞する期間があり、それは3ヶ月ぐらいで自然に克服できたので、今回も時間が解決してくれると楽観視していたら取り返しのつかないことに。コロナ禍がなければ授業中の記述答案の異変に先生が気付けたのかもしれませんが、Googleクラスルームでの添削体制がまだなかった当時は成す術なし。

国語の成績推移は上の記事の通り。恐ろしいことに秋はここからもう一段階下がります。こうなると「1時間目の国語のビハインドをどうリカバリーするか」という後ろ向きの戦略を余儀なくされます。常に出遅れ前提、後方待機策。残り三科目を合格者平均より何点上積みできるかというハードな世界で縛りプレイ。これはとてもリスキーな戦略で成績も安定しません。

我が家にとってターニングポイントになったのはコロナ休校期間。もし時間を戻せるならここですね。5年後期まで順調だったのが全部崩れた。一度崩れると立て直しは容易ではない。そんな苦悩が詰まったnoteをお送りしています。


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