2009年12月10日(木)
カーテンを開けると、窓が曇っている。もうそういう時期なんだなぁと改めて思う。曇った箇所に指で日にちを書いてみる。くっきりと浮かぶ指文字。そこから覗く世界は、なんだかとても小さくて、でもいつもと違った魅力がある。多分覗いてるということがもたらすものなんだろう。胸が少しどきどきする。街路樹の一本、一本を、その指文字の跡から覗いてみる。まだ点いている街燈の光を受けて、仄かに橙色に染まった風景。
窓を開ければ一気に冷気が流れ込む。待ってましたといわんばかりの勢いで部屋の中に篭っていた