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人は長所で尊敬され、短所で愛される

短所って愛すべき存在なんだ、と改めて感じ、
「人は長所で尊敬され、短所で愛される」
どこかで聞いた、この言葉を思い出しました。

誰の言葉?

うーん、誰から来たのか、誰かの有名な言葉なのか、は覚えていない。。。
そこで、Google検索してみると、多くの人に響いた言葉なのか、ブログ記事などがたくさん出てきました。
どうやら、本田 晃一さんという方の著書に書いてある言葉らしいのですが、私はこの方の本は読んだことがありません。

多くの人の心に響き、救い、そして、その贈り物を私も人づてにいただいたのだと思います。

素敵な言葉ですよね。
今は素直にそう思えます。

人間らしさって

素敵な言葉、だなんて、以前の私は思えませんでした。自己肯定感が低く、自分は短所だらけの欠陥品だと思っていましたから。
短所なんてあったら、許されない!誰からも愛されない!!!そう思っていました。

よく見られたい、バカにされたくない、好かれたい、嫌われたくない。失敗なんて、恥でしかない。恥をかくくらいならチャレンジしたくない。

そんな承認欲求から、自分の弱い部分、出来ない部分を短所とらえ、失敗はできない、許されない、弱みなんて見せたらいけないんだ、そう思っている(いた)のは、私だけではないと思います。
 
でも、本当の人間らしさって、そんな短所や弱さの中にあるのではないかな、と。

全てがパーフェクトな人間なんてどのにも居なくて、どんな人にも長所も短所もあります。全てがパーフェクト、なんて、まるで、血が通っていないAIまたはサイボーグみたいで面白味がないですよね。

逆に隠せば隠すほど、そこだけ不自然に浮きだって目立つようにもなるし、なにより自分が苦しくなります。

人間の短所はまず自分で「自分にはこういうところがあるんだなあ」と認めて、必要があれば仲間と互いに協力しあって、カバー・フォローしていけばよいだけです。
それに何より、私たちは人の、そして、自分の長所にもっと目を向けるべきではないでしょうか。

以前の私は、短所をなくすのに必死で、そして、自分の短所探しの名人だったんだなあと思います。

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あれもできない、これもできない、これが足りない。。。

短所には目が行くのに、逆に長所には全く目がいかず、自分には大した長所もない、こんなこと誰でもできることなんだ、私には大して価値がない、と思っていました。

誰がそう決めたんでしょうね。
そう、私が自分で勝手に決めていただけなのです。
私は、一番大切にすべき自分を大切にしていませんでした。

そのため、人からのふとした言葉を、過敏に受け止め、否定・批判に感じてしまったり、守るための防御的攻撃や殻に閉じこもったり。

今は、以前に比べて、短所も含めて、自分を受け入れられるようになり、とても生きやすくなったと感じています。まだまだ修行の最中ではありますが。

次は、自分と人の長所探しの名人を目指していきたいです。

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短所は愛すべき存在

それをリアルに感じたのは、先日、メンバーと「質問力を鍛える」ワークショップでペアになる人数が足りないということで、私も参加した時のことです。

片方のメンバーが浮かべていることを、もう片方のメンバーがYes/Noで回答できる20問を質問し、絞り込み、何を思い浮かべているか、を当てるというものでした。

勝ち負けよりも、ルールよりも、
 メンバーと個別にコミュニケーションが取れる喜び
 メンバーの思考の動きへの興味関心

に意識がいってしまう私は、「青木さん全然だめですね、下手ですね」と言われる始末・・・^^;

そして、個別ワーク終了後、全員がいる前で、私の失敗を誇らしげにシェアするメンバー。急遽参戦したゲームで質問がうまくできなくて、もたもたしている出来ない様子が可愛かったと(笑)

可愛いなんて言葉、あまり言われたことないもんだから、むしろ嬉しくて♥
しかも、普段くクールでそんなこと言いそうにないメンバーから言われるといわゆるギャップ萌えしました。

「私の感心の先は常に「人」にあるの!今、一緒にワークできることがうれしくて、そっちばっかりに関心がいってしまって!!」
なーんて照れ隠しで言い訳をしていましたが^^

長所も短所もみんなが素直に出せる、心理的安全性が高く、well-beingな職場作りをしていこう、と「可愛い」の余韻を味わいつつ、改めて思っています。

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