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企業広報バイブル #20 それでも地球はこわれない

🎵日米のリーディングカンパニーで企業広報を統括して気付けば28年。IT系、インターネット系、不動産、エンターテインメント企業、広告代理店、流通業界トップ企業広報アドバイザーまで色々。かなりの私見も交えて色々書いてみようと思い立ちました、、、🎵

今年のGWは長い。うまく合間を休めれば最大10連休の人もいるとか。なんとも羨ましいことである。4月に就職した新人さんも、独立したばかりのベテランさんも、転職したばかりの皆さんも、一息、という所であろうか。
仕事、どう?広報の仕事面白いですか?色々な変化がある春、そして長い休み明けは仕事行くのが待ち遠しいか、それとも、心が重いか、それぞれだよね。今日はそんなお話し。

私は常々思っていた。会社との面接というのは非常に確率悪いお見合いのようなものだと。新人の頃は、人事の人が自分を見定めているような心地悪い気持ちがしたものだ。しかし、私のように7社も8社も外資系企業を渡り歩き、ほぼ、後半はヘッドハンターからのエグゼクティブ案件になってくると、だんだんとズーズしくもなってくる。もちろん、そんな場合も、人事部長、社長とは面接はするけど。

一方的に相手が私を見定める、のではなく、私だって、この人と働けるか、この会社でうまくやれるか、などと考えながら疑問は質問してジャッジするのだ。
でも、お見合いと同じで、1、2回会ったって、本当のところはわからない。面接も同じである。名一杯、猫かぶってますもの。猫3枚くらいかぶっていて、耳など6本くらい生えちゃってますものね。会社だって同じ。だいたい、いいことしか言わないじゃない。人事の人や社長が、自分の配属部門に意地悪なおばさんがいるとか、教えてくれないしね。

「当社の雰囲気はとても穏やかで、社員は優しい性格の人が多いです」
(当然、性格悪い奴だっていますよねえ)

という具合である。

この、人生一二を争う確率悪いお見合いを終えて入社して、あら?違ったかも、と思うのも5月ごろなのかも。

せっかく入った会社。親も喜んでくれた。だから、頑張らなきゃ、理不尽な環境にも耐えなきゃ。なんて、思う必要はない。私は親だから言うが、子供が意地悪されて、我慢して耐え忍び、苦労することを喜ぶ親はいない(世が世なら、殴り込みに行く)。合わないな、とか、特に人間関係つらすぎる、と思ったら、もう、そこはないと思う。だいたい人生に取り返しのつかない失敗など、、、犯罪犯すとか、、くらいしかないはずである。まして、若ければ、いくらでもやり直せる。仕事に関しては、数ヶ月では分からないかもしれない。まだ、興味があるならもう少し頑張ってみても良いのかもしれない(耐えるではなく頑張る)。段々と面白さにも気づくかもしれない。けど、人間関係でハマってしまったら、修復は難しいと思う。

人は会う仕事には必ず巡り会える。そして、好きな仕事を一生懸命やっていると、人はその仕事を貴方の天職、と言う。でも、合う仕事に巡り合い、頑張るには周辺の環境も大切だと思う。しっかりと頑張れる環境、、、辛い人間関係、元気をもがれる環境で耐え忍びながら良い仕事はできない、が私の持論である。

何があっても、「大丈夫。それでも地球は壊れない。」大したことはない。
自分を伸ばせる環境を自分で見つけに旅に出る、も一案なのである。

1つだけ、1つだけ、人生やってはいけないことがある。
それは、我慢しすぎて、耐えすぎて、自分を追い込みすぎて、メンタルを病むことである。これだけは、絶対にやってはいけない。メンタルを病んで休職した、という履歴がつくと、再就職しづらくなる。

逆をいうと、どんなに我儘だといわれようと、自分を一番大切にすることだと思う。社会に出たら自分もことを守れるのは自分だけだから。親が守りには行けないのだから。

今の若者は我慢が足りないと言う人もいる。が、私が知る若者はみんな頑張り屋さんですよ。少しヒントを投げれば、よーく考えてそこに向かって走ることができる。走りながら努力ができる。でも、それは理不尽な環境で我慢ができる、は違うから。

GW明け、胃が痛くなるほど、頭痛耳鳴りがするほど、会社に足が向かなかったら、とっとと白旗あげるのもありですよ。自分を信じて!ファイト!!

P.S
女って、我慢すると老けるらしい。我慢しないで生きていると若々しくいられるらしい!そう聞いてから、私は我慢してない(爆笑)。


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