24時間表示のアナログ時計
大人になっても、新しい発見はいくらでもある。私が知って驚いたのがタイトル「24時間表示のアナログ時計」。文字盤に数字が書かれていて、針がくるくると回るあの時計。私はそれまで、12までの数字しか見たことがなかった。初見時の感想がこちら↓
…見にくいな〜(^_^;)
まあ慣れてないから当然ですね。毎日見てたらそのうち慣れるでしょう。次に思ったのが、
1日が長く感じるということ
針が全く進まない。いや進んでるんだけど、変化が小さくて分かりにくい。ちなみにこの時計、ある薬局で見かけたのだが
意図を教えて欲しい
待つ時間が短く感じられるとか?1日を管理しやすいとか?(強引解釈)案外理由などないのかもしれない。しばらくするとその時計は、12までの表示の普通のアナログ時計になった。やっぱり不便だったんだよ!
ところで世に存在する物には、決まった様式というのは結構ある。それは主に「アイデア商品」などを生み出しにくい、日常的に使われ且つ変えにくいものだ。
例えば普段読んでいる横書きの文章。左→右に読むのが一般的だが、昭和初期までは逆だった。この形式の文章の本を読もうとすると、通常より時間とエネルギーを消費すること間違いなしだ。だが当時の人が、とても困っていたとは考えにくい。それが普通だったからだ。(ちなみになぜ左→右になったのかというと、合理性などではなく西洋の文化の影響だ)
衣服に付いているボタンもそうだ。私は偶に男性の服を着るが、女性服とは逆にボタンが右に付いている。長年左ボタンで生きてきた私にとっては右ボタンの方が留めにくいが、本来はこちらの方が留めやすいらしい。(これもなぜ反対かというと、当時ボタンの付いた洋服を着る女性は高貴で人に着せてもらうことが前提だったからだ)
人は案外慣れる生き物である。そしてこの世に存在する「一般的な様式」は、意外と理に適っている訳でもない。だから24時間表示のアナログ時計も、子どもの頃から目にしていればきっと不便は感じない。もちろん「その方法が効率的」というのもあるが、必要ならどんどん変えていって良いのだと思う。
余談だが、私は一見便利と思われるスマホを手放したいと考えている。なぜなら「効率的に見えて実は非効率なのではないか」と思うからだ。スマホの正しい使い方は難しい。人間が生み出したスマホに、逆に使われている人も珍しくないのではなかろうか。今更だが効果的、合理的な使い方をしなくてはならないアイテムだと考えている。
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