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判断が出来るうちに判断する

高齢者の運転免許返納で言われたりする言葉。歳を重ねると判断力が鈍るから、「返納しよう」と自分で思えるうちに実行しようってことですね。そして私はふと思った。

これって高齢でなくても言えるんじゃないかと

物事を決める時に慌てたりするのが良くない。経験上、後で後悔することが多い。しかし散々迷ったあげく出した答えが、正しいなんて誰が言えるだろう。もちろん「自己納得」という点では良いのだが、情報を取り入れ過ぎて適切な時期を逃してしまう。要は

ますます判断出来なくなってしまう

ということだ。重大な決断をする時や、体調が悪い時などが当てはまるだろう。「自己決定」は人の幸福に大きく影響するという。だが考えてみて欲しい。そこで上手くいく保証なんて、実はなかったりする。例えば「この場所良いな」と思って移り住んでも、地震が起きるかもしれない。思わぬ出来事に巻き込まれるかもしれない。実家に戻る必要が出てくる可能性だってある。それは人の力の及ばぬ領域で、誰も「貴方の幸せ」は保証してくれない。そして人は選ばなかった方を(上手くいってない場合は特に)選んだ方が良かったと思う。

もうこうなったら、どっちでも良いんじゃないか。何ならコイントスで良いんじゃないか。以前そういう本を読んだことがあって、人はどちらを選んでも後悔する生き物らしい。つまり当然ながら、どちらも良い面/悪い面があるということだ。この世に「絶対的な幸せ」はない。難しいかもしれないが、選んだ物事の良い部分だけを見て生きてゆくのが幸せなのかもしれない。

「悩み過ぎるとハゲる」なんて言葉がある。それが真実かは分からないが、くれぐれも悩むのは程々に。訳が分からなくなる前に、決めるのがきっと良いのだろう。

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