仕事ができるようになるために心がけていたこと〜日々の心がけ編〜

某R社→ITベンチャーの人事企画担当が新人時代から気をつけていることをまとめた、普通の人が一般的な"仕事ができる"に近づくためのTipsです。
自前で企画設計した基礎スキル研修の補足として作成したところ、社内の反響が大きかったため、一般にも公開してみることにしました。
特にビジネス歴の浅い人については意識して悪いことはないんじゃないかなと個人的に感じているものを中心に記載しています。
「日々の心がけ編」と「成長を促進させる心がけ編」の前後編でお届けする予定です。

〜日々の心がけ編〜

1. 積極的に約束をする

仕事における"約束"="期日の設定"
元々期日が設定されている仕事以外も、自ら積極的に期日設定をする。
期日設定をしようと思うと、仕事の手順を想像し、どのぐらい時間がかかりそうか見積もり、計画を立てる必要がでてくる。
そうして、はじめに計画をし、計画より時間がかかったのはなぜか?振り返る、ということを繰り返す中でタスク管理が得意になっていく。
但し、誰かに宣言した期日を守れなさそうな場合は、期日の前に必ず報告すること。(約束を破るのは一番簡単に信頼を失くす方法)

2. 依頼事項はすぐに少し取りかかる

なにか仕事を依頼されたときには、できるだけすぐに少しだけ取りかかってみる。
なんとなくできそうだと思っていたのに取りかかってみると、実は何をすればいいのかよくわかっていなかったということは意外とあり、依頼直後だとストレスなく相談できる。
期日直前になって取りかかり、あれ、何やればいいんだっけ?となってもかなり聞きづらいので、自分の精神衛生のためにもオススメ。

3. 3分でできることを後回しにしない

隙間時間で細かいワークこなすタイムを設定したり、ToDo表作ったりと色々と試してみたけど結果的にいちばん楽だと感じたのが、簡単なことはその場でやること。
未消化タスクが多いと覚えておくことが増えて頭がこんがらがるので、3分あればこなせることはすぐやる。

4. とにかくメモを取る

全く自分の意見を言えなかった頃から唯一褒められたのがメモの取り方。
私のメモ魔は若干常軌を逸しているものの、メモを取っていて怒られることは恐らくそんなにはない。
※お客様先など状況によっては一言断った方が良い場合もある
話を整理するにしろ、議事録を作るにしろ、自分の意見をまとめるにしろ、大体役に立つ。
自分がその場では置物以上の価値が出せそうにないとめげそうになったときほど、メモを取る。

5. 相手の時間を無為に奪わないように意識する

他の人とやり取りをしているときは、他人の時間を使っているということを強く意識する。例えば、以下のような少し心がければ回避できることで、相手の時間を奪ってしまったときは深く反省する。

・自分の依頼内容の情報が足りず、何度も、この依頼の意図は何ですか?こういった状況で間違いないですか?とやり取りが続いてしまった。
・ファイルの共有設定を忘れる、メールのCcを入れ忘れるなど、難しくないことで何度も同じミスをして、同じ指摘をされる
・調べればすぐにわかることを人に聞いてしまった。
※但し、聞けば一瞬で分かることを調べるのに時間を費やすのも本質的ではないので、これはケースバイケース

以上、「日々の心がけ編」として、5つご紹介しました。

 1. 積極的に約束をする
 2. 依頼事項はすぐに少し取りかかる
 3.  3分でできることを後回しにしない
 4. とにかくメモを取る
 5. 相手の時間を無為に奪わないように意識する

すべてビジネス書にも乗らないようなあたりまえのことですが、あたりまえのことをあたりまえにできる人って実はそんなにいないので、若手の頃は特にそれだけで価値になるよ、というお話です。

新人時代の教育が色濃く反映されている「成長を促進させる心がけ編」はまた次回。

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