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ロマンチックラブコメディで低調を脱する 2

前回からの続き。



中国ドラマ「エターナルラブ」は、困惑したりツッコミ所はあれど面白かった。
何よりも画面とストーリーの持つパワーがもの凄かった。
今まで中国語の抑揚に馴れなくて、なじみがなくて中国ドラマを見なかった自分を恥じた。


それからNetflixで見れる中国歴史ラブロマンドラマを見た。
これはあまりNetflixには多くない。
「花と将軍」
「鳳凰の飛翔」
「王女未央」
このうちNetflix制作の「鳳凰の飛翔」だけは架空歴史ロマンだが、他の二つは一応一部史実に基づいている。

こちらもまた別の機会にそれぞれ感想を書くとして、共通して登場人物がびっくりするほど美しい人ばかり、セットと衣装が豪華、ストーリーがダイナミック、愛と復讐はセット、ヒロインが激強い。
(特にセットと衣装のゴージャスさはすごい!
うなるほどの資金を感じるくらいラグジュアリー
ちゃんと作れば「時代劇」も面白いことを改めて知らされた)

意地悪されてもぐっと唇をかみしめてもしくは笑顔で受け流して健気に我慢する日本のドラマのヒロインにイラつきながらも慣れてたので、やられたらやり返すどころか半沢直樹より倍返しする中国ドラマのヒロインには最初はびっくりした。

というかロマンチックラブコメディにたどり着くまで長いので、「霊剣山」や「如歌」などを見た話は割愛する。

上記の中国ドラマを見続けて、今まで敬遠してきた恋愛要素に抵抗がなくなった。
というか、ドラマで描くから当たり前なんだけど、みんな全てを捨てても命がけで恋愛してるのに胸を打たれた。
私にとっては、何よりそれが一番現実離れしたファンタジーだった。

複数のドラマを見て、中国語やラブストーリーへの苦手意識がなくなった。
歴史や古装ドラマだけでなく、Netflixで見れる中国の現代ドラマにも手を伸ばした。
台湾ドラマも面白かった。

韓国ドラマは話数が日本より多いのは知ってたけど、中国や台湾のドラマは更に話数が多かった。
脇キャラや家族の関係性やエピソードも、しつこいくらいに描き出してた。
韓国ドラマとはまた違った、独特の垢抜けなさというかスカしきれない野暮ったいところがちょっとだけあって、そこに魅力を感じた。

もちろん、日本のドラマと同じく受け入れられない価値観や場面はある。
だけど、そもそもほぼ隣り合っていて重なり合うところは比較的多くても、言葉も文化も習慣もある程度違う国なので、その分距離をとって見ることができる。

劇中広告も興味深い。
化粧品や家電、食品までかなり分かりやすくドラマ内で宣伝されるので、その国でどんなものが売れてるのか、売りたいのかをうっすら理解することができる。

それも含めて異国の文化に触れられることも楽しい。
やはりどこか今いるところと別の所を覗けるのは気持ちが切り替えられて、いい意味で現実から離れられて楽しい。

そこに興味をもつことで、やっと自分の身近なことに目を向ける気力が復活した。

恋愛のキラキラ、メンタルの調子がよいときには不要だけど、しんどいときには効き目があるなと今回はしみじみ実感した。


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