読書記録20年2月

あれから、だいぶ日が経ってしまった。
いろいろありましたが元気でやっています。
「デビュー作」と呼ぶにふさわしい(などと息巻いていた)
渾身の力で放った作品を2次選考で叩き落とされたりしましたが、元気です。

(そんな話を職場の後輩@野球好きにしたらば、江川も桑田もキメ球、スタンドに運ばれて引退したんですよね……などと言われ、あれ、これはもしや遠まわしに筆を折るべきだって言われてる? とは思った)

今年はブログも充実させてきたいよね、いよいよデビューするし、名前知ってもらわないと……などと皮算用を描いていたわけだが、いまとなっては思い上がりも甚だしいところだ。そんなわけで、寝ても覚めても、この悔しさを紛らわすために新しい作品のことばかり考えていて、ブログ執筆もなかなかはかどらないところ。
そこで、最近読んだ小説、漫画、観た映画のなかで刺さったものをまとめて、これをライフログの代わりとしようと思う。

ここまでが前置きで、以下にまとめを続ける。

「ショートショートショートさん」(タカノンノ)

日常のあるあるをまとめた掌編漫画集。といえば、それだけの作品だけど、キャラクターがかわいい。かわいいというのは、愛おしいという意味だ。作者の視線とキャラクターの間の距離感が心地よい。

「馬姫様と鹿王子」(椙下聖海)

「マグメル深海水族館」を描いてるかたの新作。
キャラクター造形と設定が効いている。(チャラそうに見えて一途な主人公、好きなものを語ると周りが見えなくなる隣人、自己陶酔が激しい自治会長、隠れオタクの先輩など)やかましくない程度ににぎやかで、退屈しない。ただ構成はもう少し練ったほうがいいと思う(全8話収録されているなかで、⚪︎が□□に化けているっていう、この作品の根幹部分に触れるのが7話の終わりっていうのは、情報開示のタイミングとして遅いと思う)。

 「おとなになっても」(志村貴子)

なにも言うべきことはない。言葉と行動の不一致、こういう「人間が人間である故の矛盾」を嫌味なく描けるというのがすごい。盛大にのたうち回ってるのに、どことなくポップでコミカルで、読んでいるほうに苦しさがない。





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