【94球目】シンカ
この会社に入って16年。きっと、普通の人では経験できないような刺激的な経験をしていると思います。
入社した時は、売上高約12億円の地域密着の会社。
リーマンショックでは7億1800万の大変な会社。
それから10数年で会社規模は10倍になっており、拠点数は製造拠点10、営業拠点26と大幅に増えています。
会社もシンカしてきましたが、個人もシンカする必要がありました。
考え方や想いの変遷を、今日は紹介していきたいと思います。
動乱期(2008年~2010年)
リーマンショック発生及び直後です。
この時に何を考えていたか。
費用を最小化する。この1点です。
いらないものは買わない、不必要なものは売却する。
まずは役員報酬を下げることから始めました。
じっと身を固めるようなイメージです。
身を固め続けていた時に、ふと気づきます。
このままではダメだ。
未来は真っ暗でした。
その未来を明るくするためにも、行動するしかない。
その行動で出来たのが、アイコムという会社です。
なぜ、そこで転換できたのか。よく聞かれます。
身を固めるしかないと思っていた所から行動へ移すきっかけですが、これというポイントはありません。
しいて言うならば、リーマンショック前から特定の1社依存は良くないと思っていたので、その想いが、思考が、現実の行動として表れたような気がします。不安だらけでしたけどね。
第一次成長期(2011年から2015年)
ここで大切だったのは、前に進む力です。
リスク? 何それ?
そんな感性でした。とにかく前へ前へ。
利益はさておき売上重視です。
とにかく前へ進んでいくイメージです。
収益が厳しい所であっても攻めていく。
その動き方をしていたからこそ、徐々にではありますが、売上は上昇していきました。
しかしながら、収益がとても厳しかった。
まだ、一般的な派遣でも人がギリギリ集まった時代ではないでしょうか。
この頃を境に、人が集まりにくい時代から、人が集まらない時代へと突入していきます。
第二次成長期(2016年から2018年)
生産推進グループがスタートしたのが2016年です(⇩コチラの記事参照)。
人が集まらない時代にスタートをしたこの生産推進グループは、大きな成長を遂げてきました。
この時に必要な力は、今までの前へ前へという想いにプラスして考える力。思考力です。もちろん、思考したものを行動する訳ですから思考+行動力です。
それも当然です。
生産推進グループの社員は入社時に目標設定を行います。
この時点で思考する訳です。
だからこそ、それを指導したり導くHR営業が思考力がないと始まりません。
生産推進グループそのものも、思考の末に生まれたグループです。
考えることがこの時期からとても重要な要素になってきました。
思考して行動する。
だからこそ、常に変化、シンカをすることができます。
挑戦期(2019年から2020年)
その思考力がより必要になったのが、この時期です。
IPOへの挑戦(⇩コチラの記事参照)。
そもそもIPOを理解するために多くの学びが必要になります。
東京証券取引所が求めている要求事項をクリアする必要があります。
ということは、元々の要求事項を知っている必要がありますし、それに対しての最適解を導く必要があります。
今までは業務に直接的な分野での思考だけで良かったものが、次は間接的な部分にまで思考と行動が必要になってきます。
かつ学ぶ量が莫大に増えました。
考える。
文字にすると3文字です。
しかし、何かを考える、本気で考えると、その思考は無限大に広がっていきます。
まとめ
こうしてみると、
身を固める⇒前へ進む⇒考える、思考する、学ぶ
と会社がシンカするにあたって求められるものも変化をしています。
そして、考えたり思考したりすることができる人が増えてもきました。
元々は前へ進むだけであったのに、この10年で大きなシンカです。
そして、現在の外部環境を見てみると、この考える力はとても重要になってきます。もちろん前へ進む力も必要ですが、前へ進むためにも考える力が必要不可欠になります。
格段に考えたり思考する量が増えました。
学ぶ量も増えました。
だからこそのシンカです。
これからもっと様々な力が必要になってくるのであろうと感じています。
それに取り残されないように、シンカが必要です。
本日もありがとうございました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!