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【350球目】数字

数字に追われる、数字のプレッシャーに押し潰されそうになる、数字の為に、モラル違反、コンプライアンス違反を起こす。

逆に、数字をやり切った時の達成感は何とも言えない。数字には、魔力みたいなものがあります。だから、三陽工業の社内では数字だけで話をすることはしません。数字=成果ですから、成果を上げる為には正しい思考と行動が必要であり、いかにその正しい思考と行動が取れているかの過程を重要視します。そして、面白いように、その正しい思考と行動が取れていると成果が上がりますし、成果が上がっていないと正しい思考と行動が不足していることになります。

今日はそんなお話です。

そもそも

なんで私がそんな思考になったのか。

これは新卒で入社した会社の影響です。数字が人格の会社でした。朝礼で、その日の数字の予定を報告。昼礼ではその進捗を。そして、終礼ではその日の数字を報告。数字が無かった時は、精神的に詰められます。その圧力は半端じゃなかったです。新卒でそれを経験しましたから、社会人とはこうも厳しい世界なんだと妙に納得しました。そして、その数字をやる為に思考と行動を始めました。その終礼時の数字がない圧が嫌だったので、数字をやるしかない、そんな思考です。

目先の数字に捉われると、正しい思考と行動が取れなくなります。
でも、目先の数字が無いと、詰められます。

なので、まずは、目先の数字を作ることに注力をしました。そこから余裕が出てくると、少し先のことを考えられるようになります。数字のプレッシャーは常にありましたが、それをやり切る達成感もそこで感じました。毎日がとてつもない重圧だったことはよく覚えています。

数字が前面にでると

数字だけで判断をされます。

数字が人格ですから。そうなると、それに耐えられない人が出てきます。そういう人は退職していきます。数字までの過程、思考や行動は自分自身で考えてやっていかなければなりません。その過程を教えてもらったことはありません。自分で気づいて、見て、盗んで、やるしかありませんでした。
持っている武器は、会社の商品と自分自身のみです。

その商品に他社優位性がある訳ではありません。いかにして、お客様が求めているタイミングに出会うか。それが重要でした。

数字について

数字を前面に出して、話をすることは基本的にありません。

だからといって、数字を疎かにする訳にはいきません。数字の責任は経営者である私にあると考えています。正しい思考と行動が継続できると成果へ繋がる訳ですから、正しい思考と行動を取るように向かっていない私の責任で数字が出ていないのです。正しい思考と行動を重ねていくと成果に繋がっていきますし、必然的に数字を自ら意識するようになります。

拠点の目標数、在籍数、応募数、面接数、内定数、入社数、退社数、退社可能性数、この辺の数字は過去3ヶ月分くらいは頭に入っていて当然の状態になるはずです。自分で意識するから頭に残ります。強制されると頭に残りません。正しい思考と行動を継続していくと、結果的に自ら数字を意識してそこに拘る。数字に拘りながら正しい思考と行動を継続していくので、成果へ繋がる。こんな流れが会社全体でできる様になれば、必ず会社は成長していきます。

1つの電話対応が会社の成長へと繋がります。1つのお客様対応や社員対応が会社の成長へと繋がります。1つ1つはちょっとしたことです。そのちょっとしたことの積み重ねが大きな成長という成果になっていきます。

誰でもできること

ちょっとしたことですから、誰でもできる事です。

誰でもできることを誰もが出来ない位徹底してやる。それが正しい思考と行動の1つになります。三陽工業は製造業と製造派遣業をやっています。製造業において、たしかに、研磨においての競争優位性はありますが、それでも競合は存在します。

何を付加価値にするのか。誰もが出来ないくらい徹底してやります。ここではコストは含みません。コスト競争は未来を明るくしませんので。お客様が求める品質を満たす、お客様が求める納期を満たす。何なら求める以上のものを提供する。それを徹底してやり続けた結果が付加価値の提供です。

三陽工業の製造部はお客様の依頼を断りません。

条件や要求品質で難しい場合はありますが、その際にはやる方法を考えます。それをやり続けて来た結果が今の成長に繋がっています。HRも同様です。生産推進グループという他社とは異なるモデルを徹底してやって来た結果が今の成長に繋がっています。もう1歩で、覚醒します。全ての拠点において、とてつもない定着率を生み出そうと、いま試行錯誤しています。

複数の拠点はその定着率を実現しています。これから、その水準に全ての拠点がなった時、三陽工業はまた新たなシンカを遂げると確信しています。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!