見出し画像

お笑いライブに定期的に通う2

お笑いライブにいった話の続きですが、感想なのであしからず。
前回のやつは

です。
いずれも写真と記事内容は無関係です。でははじまります。

前回は森ノ宮よしもとでハイツ友の会×シンクロニシティを観たところまででした。
今回は、その約1週間後にまた大阪ですがいろんな人が登場するやつに行きました。
楽屋A×GERAPP presents 東西お笑いFESスペシャルライブ「ドミニオン」
というものです。

規模も会場も違うし、そもそも吉本資本のライブとインディペンデント集合によるライブとで、比較するのはちとおかしい感じもしますが、まあそれでも自分の好みとか何が好きで何が好きではないかをあらためて確認できたのでそれをまず書いてみます。

まず最初に大声を出しつづける人を好きじゃないです。対象としてここにまずムラムラタムラさんを出してみますが、ムラムラタムラさんは「~~からの==~~ちゃん!」と言いますが大声を出しつづけるわけではないです。あれはいわゆるフレーズをキメに使っているだけであって、大きい声で言えば面白くなりそうというわけではないです。そもそもあのフレーズが面白いかどうかは意見が分かれると思います(私は何度も聴いているとどんどん面白くなってきました)。

大声というのを誰のことを言っているのか。

簡単に適当に言えば「ドミニオン」に出ていた方々の6割は大声系統でした。
正直緩急がないなあと思ってみていました。
私がそういう好みなので致し方ないわけです。大声じゃないほうをベースにしていると小さい緩急に気がつきやすいと思うわけです。
そこで私が好きというか気になった方々を並べるとこういうツイートになりました。文章転載します。
・虹の黄昏
生ではじめてみた
勢い
・シンクロニシティ
「西野」でやったときよりもうちょっと面白い
・ダウ90000
生ではじめてみた うーん
・にぼしいわし
論理途中でおかしいところがいい
・涼風
動画TV生通じてはじめて見た
生がいい!!

虹の黄昏は大声系ではないのか?という疑問もおありとは思いますが、そうではありませんと思います。虹はアクション系です。見るからにそうです。結果として大声も出していますが、大声で意味内容を言うのではなく、大声でいましていることを語っているので、声よりもアクションのほうが主人公です。
ダウ90000の方々は都合で1人欠けていらっしゃったとのことですが、「ミニドラマ」を演じていらっしゃるので、これも大声ばかりでは成り立たないものでしょう。
涼風さんははじめてみました。動画でもTVでもなんでもまだ何も知らなかったので、ああいう感じの緩急を使う方々とは知らず、大変面白かったです。私はあのような「流れ~止まる~爆発」みたいなものが好きなようです。
シンクロニシティさんは大変スムーズにやり取りしていらっしゃってしかもその中身が練りこみがあるので聴いているほうはついていかなければと思うところでした。笑い待ちをしない方々なのでついていくしかないわけです。
にぼしいわしさんは前回に楽屋Aで観たネタが発言の二重性を使ったネタだったのでそういうやつかなーと思ってみていたら、そうではなく、ルールを途中でひっくりかえすタイプのネタでした。あきらかににぼしさんが途中からおかしいことを言う、それに対してはじめはちゃんと常識で対応していたいわしさんが、途中から、リズムにのって反転したことを言い出し、それについては二人ともかまわず、最終的に意見が二人で互いに反転するネタでした(全部書いてしまった)。反転中のリズムがすごく良かったので気分よく聴くことができました。

書いてみてわかりましたが、私は意味があるものを好きで緩急によってなにか意味が大きく撓む(たわむ)ようなものが大好きなようです。

大声の人は大声でそれを言っているのはいいのですが大声であるというだけで特に面白いわけではなく意味も変わらず、つまり変容が無く、そこからどこにもいかないところが好きではありません。ストレッチーズさんのネタを頭に思い浮かべながら書いています。キャンプのネタです。途中でおひとりがあることに気がつくのですが、それは思い出したというだけで、別に言葉の意味は何もかわらず大声で繰り返されています。繰り返しているうちにだんだん面白くなることもある場合もあるかもしれませんが、私にとってその日のキャンプのネタはただの繰り返しに聞こえていたので、途中から退屈になりました。
個人の感想ですのであしからず。

もっとあきらかに「つまらない」ネタの方もいらっしゃったのですがつまらないとだけ書くのはある意味不適切にも思うのでコンビ名は書かないことにします(そういう意味ではストレッチーズさんのキャンプのネタはちゃんとしたネタという意味で途中までドライブしていたしあの気味のわるい非人間的な人情に薄すぎる感じの異様なムードは好きですので)。

しかし。

森ノ宮でハイツ×シンクロ(略ごめんなさい)を観ていたときの静謐ともいえる淡々とした声の量に比較して、
大阪市立阿倍野区民センター小ホールで観る「ドミニオン」は全体的に声の大きさを競う面がある舞台でした。大人数があつまってわいわいやる雰囲気は十分に醸成されていました。それが目的であるとも感じました。
私は別にそういうのがなくてもいいと思う派ですが。

いまは「春休み」なのでたまたま大阪に二週連続で行けました。私が自分でお笑いについてどういう感じの考えとか好みでみているのかがわかってきたような気がします。
今度は蛙亭10周年記念ライブをなんばグランド花月に観にいくので、それを観たら、もうしばらくは遠征してお笑いを見ることはかなわないとは思いますが、なんとかしてすこしずつ観ていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?