見出し画像

おかげさまでライフイズテック10周年です

2010年7月6日に誕生したライフイズテック。おかげさまで10周年です。10年間、いろんな形でライフイズテックに関わってくださった皆様に改めて感謝申し上げます。
以下ちょっと長いけど、所感を書きます。

はじまり

設立当時はピスチャーという名前で、ITキャンプも未開催。たった3人で創設され、私が4人目。気の良さそうなメガネの兄さんと、センスありそうなモテそうな兄さんと、明らかにやば、いや、起業家風のエネルギーに溢れた兄さんと一緒に、会社というよりサークルに近い感じでした。
 
「儲かる仕事は他にもあるけど、一番教育を変える面白い仕事はライフイズテックでやる」
 
「自分が中高生の時にほしかったITキャンプを日本でも実現したい」
 
そんな思いで大学院・フリーランスとの三足の草鞋で私のライフイズテック人生はスタートしたのでした。
当時はビジネスになっていませんから、収入はフリーランスの仕事で。オフィスもないから、渋谷のルノアールでガラナ一本で粘る(苦笑)初めて報酬でもらったMac Book Airは翌日から1年間、キャンプ備品になっていたけど(笑)、そういうの含めて、ワクワクに満ちたまさにベンチャー草創期でした。

怒涛の10年

しかし、そこからの10年は怒涛でした。特に2012年の春のキャンプで100人超えのキャンプや地方(九州大学が最初)キャンプを開催してからは、この8年あっという間でした。こういうとアホかって言われますが、当日の年齢のまま止まっているかのような感覚があります(鏡を見ない限りは)。
 
創業期のことを思い出すと、こんなに沢山の中高生にITを学び、ITを好きになる機会を届けてこれたことは望外な幸せです。高校の時、ゲームやメディアアートのプログラミングを学んでみたかったけどできなかった自分の悲しみは晴れました。
 
そして、私は特にメンター育成(Leaders)と地方コミュニティへの関わりが仕事上多かったので、様々な年代のメンター、そして全国各地の関係者の皆さんの顔が走馬灯のように浮かびます(まだ死なんけど)。
エモい記憶って、映像記憶で鮮明に残るじゃないですか。それと同じで、時間をともにしてきた皆さんの顔、めっちゃ鮮明に記憶しています。
 
この10年で参加者(メンバー)で累計50,000人以上、メンターで累計2,000名近く。オンラインの利用者は非公表だけど、**万人単位ですし、学校内外で関わっている自治体が約200、教材やイベント提供してきた学校数も累計だと約1,000くらい。パートナー企業さんも200を有に超えています。そして、もちろんこれまで一緒に仕事をしてきた全社員・OBOGの皆さんのことも。全てよく覚えています。
 
この10年での一番の喜びはそういった全国各地・老若男女いろんな人達と一緒に仕事ができたこと。そして学ぶことの喜びを共有できたことです。
皆さんとの仕事がなければ、ここまでのことは実現できてことなかったし、私もこんなに教育の仕事を思い切りやれてなかったと思います。皆さんに生かして頂いていると心底思います。ありがとうございます。

私の原点にある考えと次の10年への想い

私の恩師の故三宅なほみ先生はおっしゃっていました。
 
「人は必ず昨日の自分より明日賢くなることができる」
  
人って誰しもが、昨日の自分より良くなる力を潜在的・先天的に持っているんですよね。三宅先生の言ってることを本当だと信じていたし、それを具体的に証明したいとも思ってきたけど、10年間やってみてわかったことは、
 
「一人ひとりの中高生の可能性は、大人の僕らが思っているよりも、ずっと大きく花開くものだ」
 
ということでした。三宅先生の言ってる以上の奇跡みたいなことがもう沢山、山のように起きました。なんどこの仕事をしていて良かったと心底思ったか。
 
教育はこれまで絶望も生んできましたが、やっぱりすごい力を持っています。生きる希望を呼び起こすような力です。正確には、「学ぶ」ことには「生きる」ことを良くする力がある。
 
僕は「教育」そして「学び」の力を証明したい。
そして、教育という文明を21世紀、いや、22世紀に向けてアップデートする仕事を続けたいです。

こんな仕事を私に与えてくださっている、ライフイズテックに関わってきた全ての人たちに改めて感謝いたします。
これからも引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _)m
 
 
「愛とTech ! で世界は変えられる」
ライフイズテック 取締役 讃井康智

※ちなみに、ちゃんとした公式10周年ページはこちら\(^o^)/
 寄せ書き企画などあるので、ぜひご覧くださいませ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?