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#04 てがみっていいよね

今日は「てがみっていいよね」について書いていきたいと思います。

どうしてこの話題にしたのかというのは、友だちに勧められて視聴していたアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の劇場版が昨日公開され、それを観にいっていろいろと感じたから。昨日のうちに書こうかな、とも思っていたけど、気持ちが満たされていて、そのまま眠りについてしまいました笑。

さて、てがみのことを書きましょう。てがみの魅力って何かな、と考えたときに「言葉では表現できない自分の想いを伝えられる」「思い出を残せる」というのがあると思います。

前者は、てがみは自分のペースで想いをまとめることができて、書きながら自分が伝えたいことを整理できるから。また、読む相手も自分のペースで想いが綴られた文字を読むから受け取りやすいのかな、と思います。言葉のほうがたしかに伝わりやすさはあるかもしれません。ですが、頭で整理しながら話すことが苦手で、一生懸命になって言葉にして伝えたけど、結局何を言ってるのかわからなくなってしまったということも、てがみだったら避けられるのではないでしょうか。

後者は、形として残せるということ。つまり、書いた人の気持ちだったり、思い出だったり、大切な想いが形に残るのです。記憶は時間とともに曖昧になったり、フィルターがかかって美化されたり風化したりするけれど、てがみはそのときその瞬間の想いが残り、読み返したときに自分が感じていた確かな感情を思い出せる、といった魅力があると思います。

わたしも両親や友だちなど、大切な人たちから受け取ったてがみは、ずっと残しています。読み返して、受け取った当時のことを思い出すと感傷に浸ってしまうこともあります。人は生きるために忘れる生き物だけど、てがみはその忘れてしまった気持ちや記憶を思い出させてくれます。

そういったてがみというツールがいまも残っていることはとってもいいな、美しいなと思うのです。てがみという文化は廃れつつありますが、いまも残っているということはやっぱり、形に残したいという大切な想いが人にあるからだと感じます。

いまもこうして稚拙な文章でnoteを書いているわたしもまた、感じたこと、思ったことを書いています。てがみと違ってひとりの人に当てたものじゃないけれど、何か感じたり、思ったりしてもらえると嬉しいな、と思いながら書いています。

これもまた、てがみのひとつなのかもしれませんね。

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