LUMIX S9とLomo LC-A Minitar-1 2.8/32
こんにちは、こんばんわ
今回はLUMIX を使っての写真撮影の感想です。
使用レンズはLomo LC-A Minitar-1 2.8/32。
レンズは、35mmフィルムカメラLOMO L-CAのレンズを
ライカMマウントに作り替えたLomographyの純正品です。
変換アダプターは、ヘリコイド付きの便利なモノも登場していますが、私はAmazonの安物を着けっぱなしで使ってます。(ゾーンフォーカスの仕様なのでピントは大体アバウトなので)
LOMO L-CAと言えば、よく写るロシア製のフィルムカメラの部類ですが、
当時はAGFAのULTRA100を使って、ド派手な仕上がりを楽しんだりしていました。
今回は、当時の記憶と言うと大袈裟ですが、
LUMIXのLUT撮影を使い、ネガ風の仕上がりにしてみました。
ちなみに、私の撮影スタイルは、LUTを充てた状態[リアルタイムLUT]での撮影は行いません。
基本的にモノクロ撮影をRAW+Jpegで撮影しておいて、
撮影後に[カメラ内RAW現像]の機能を使ってLUT及び他の調整を適用しています。
撮影場所は新宿駅周辺を30分ほど撮影、雨+夜スナップだったのでブレ写真を前提に低速シャッターだけで撮影しています。なのでレンズ評価とはなりませんのでご了承下さい。
私のLUT適用手順
フォトスタイルは、V-Logと709L以外ならどれでも。
LUTは重ね掛けが基本(適用度調整が便利)
グレイン(ノイズ)はシーン次第で選択
WB調整は最終作業に行う
①フォトスタイルは、V-logと709L以外に
フォトスタイルをV-Logと709L以外にする理由は、RAW現像時に調整項目に制限が起きるため。色の調整は撮影後の事なので、光の見え方だけにフォーカスするため、モノクロで撮影しています。
こんな撮影のための"ボディ内手ぶれ補正"では無いとは思いますが、
1/4〜1/10s位の低速シャッターに設定した時も、
良い感じのラインが出せて重宝しています。
②重ねるLUTは、オリジナル+Rec709
個人的にLUTを使う理由として、色自体のトーンを複雑にさせたいから。
ただ、オリジナル+オリジナルだと、適用度の調整で回避できる場合もありますが、色飽和が頻繁に起きてしまいます。
そのため、LUT①にオリジナル(適用度100%)に設定し、LUT②にデフォルトのRec709適用させるマイルールを設けています。LUT②は適用度調整で馴染ませるイメージな感じです。
また、Rec709を重ねると、コントラスト調整やシャドウ調整とは雰囲気の異なる形で暗部の締まり具合が強まります。
また、LUT ①にオリジナルを充てる利点としては、再生時の画面で
どのLUTを選択したかを確認できる点です。
グレインは雰囲気作り程度として
今回は、ISO800のカラーネガを想定したので、全てにグレイン効果は[強]に設定し、[カラーノイズ]に設定しています。これもお好みで選択すれば良いと思います。
WB調整は最終作業に
WB調整の作業は、編集作業でも早い段階で合わせるのが通例ですが、
[カメラ内RAW現像]と言う限られた項目の中で調整を行うため、色被りを整えるためにも、最終作業にしています。
LUTを重ねてかけているため、特定色に影響が出る場合ありますので、
[色温度設定]+[調整]を使って、全体のトーンを合わせています。
また、モノクロ現像時は、WB調整に加えて、[フィルター]の調整も行っています。モノクロのフォトスタイルにカラー系のLUTを充てると効果が変化するのが理由です。
最後に
LUMIXのLUT機能はとても面白いのですが、残念ながらS9に関しては、ストロボ非対応なため、スローシンクロによる表現が行えません。
どうやら、S5M2XでもS9同様のLUT撮影が行える、
新ファームアップが公開されたとの事なので、
スローシンクロについては、こちらで任せる格好となりそうです。
どれもウニョウニョ写真で意味不明な作例ばかりでありながら、
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。