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エレファントカシマシ 男たち

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最強のロックバンド。
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記事一覧

世界の中に日本があって...

日比谷の野音は百周年を迎えて、そこで恒例のエレファントカシマシの野音が開かれた訳であるが…

武埜 山水
5か月前
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人間・宮本 或いは『扉』についての短い試論

 フィクションとは矢張りどうしてもフィクションという性格を拭いされない定めであるから、そ…

武埜 山水
10か月前
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武蔵野の面影は... エレファントカシマシの『武蔵野』について

エレカシの打ち込みアルバム『goodmorning』。実態は宮本のソロアルバムたる本作に収録されて…

武埜 山水
1年前
33

宮本浩次が森鴎外から最も影響を受けた楽曲は「歴史」ではない。

宮本浩次が森鴎外から最も影響を受けた楽曲は「歴史」ではない。一般的に宮本浩次がエレカシで…

武埜 山水
2年前
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エレカシ新春ライブ2022 雑感 エレカシのエレカシたる所以を再発見した一日

エレファントカシマシによるライブは実に久しぶりである。 40年近き歴史がありながらもここま…

武埜 山水
2年前
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エレファントカシマシ レーベル別極上曲

果たしてエレファントカシマシで最もすぐれている楽曲はなんであろうか。その議論がナンセンス…

武埜 山水
3年前
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歴史に刻まれるべき大名曲 エレファントカシマシ 『友達がいるのさ』

私の好きな東芝EMI期の楽曲、それは16枚目のアルバム『風』に収録されている『友だちがいるのさ』である。この楽曲はファンの間でも非常に人気が高い。また、宮本自身も非常に気にいっている楽曲らしく頻繁にライブで演奏されている。東京という歴史ある大都市に住む己を豊かな風土と共に歌い上げる壮大な楽曲である。正直に言うと私がエレファントカシマシの優れた楽曲郡の中で最も好きな一曲である。バッハやベートベヴェンを聴けばヨーロッパの絢爛たるキリスト教文化に基づいた風景が浮かぶであろう。ピンク

エレファントカシマシの歴史 Vol.23 『エレファントカシマシ新たな歴史、その前夜』

絶望の淵から這い上がったエレカシが製作した祝福のアルバム『RAINBOW』は下記のリンクから。 …

武埜 山水
3年前
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エレファントカシマシの歴史 Vol.22 『あの輝く大空の下、俺たちは歩いている』

バリエーション豊かな楽曲が収録されている前作『MASTARPIECE』は下記のリンクから。是非、ご…

武埜 山水
3年前
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エレファントカシマシの歴史 Vol.21 『僕らは弱虫同士の同類だろ、どうだ兄弟、偽善の…

前回の光と影が入り混じる愛のアルバム『悪魔のささやき〜そして、心に火を灯す旅〜』は下記の…

武埜 山水
4年前
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エレファントカシマシの歴史  Vol.20 『満ち足りぬ俺をこの世から連れ去って見せてく…

愛のアルバム『桜の花、舞い上がる道を』の記事は下記のリンクから。是非ご覧下さいませ。 さ…

武埜 山水
4年前
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エレファントカシマシの歴史 Vol.19 『俺の全てをお前に捧げよう、これからもよろしく…

ユニバーサル移籍後第一弾のアルバム。そして、エレファントカシマシの代表曲『俺たちの明日』…

武埜 山水
4年前
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エレファントカシマシの歴史 Vol.18 『行こうぜ、最高の時を刻み付ける旅へ』

東芝EMI期最後のアルバムにして大人のロックアルバム『町を見下ろす丘』については下記のリン…

武埜 山水
4年前
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エレファントカシマシの歴史 Vol.17 『今宵の月が満ち欠ける、丘の上から見た景色。』

エレファントカシマシに新たな空気を吹き込んだ傑作アルバム『風』については下記のリンクから。 17枚目のアルバム『町を見下ろす丘』は『good morning』から始まった東芝EMI期最後のアルバムである。そして本アルバミニはポニーキャニオン期、三枚のアルバム全てプロデューサーとして参加した佐久間正英氏も久々にプロデューサーとして参加している。前回も少し記載したように本アルバムは一曲一曲が素晴らしい光を放っている。確かに『ファイティングマン』や『ガストロンジャー』、『生命賛歌