文化があるとは
ふと買い物を思い立ち,近所の店まで歩いて帰って来た時の話.
帰り道に,見慣れない店が出来ていたので,前まで行ってみた.
以前,ここには別の店が入っていて来たことがあったので尚更.
連なった貸店舗の一角なので,隣の店員が出てきてこんな話に.
(その店の前で看板や掲示物などを読んでいた私の所に・・・)
店員♀「・・・なんですか?」
私♂「ここ前〇〇の店だったんですよね?」
店員♀「そうですけど(あなた何なの!?)」
私♂「嗚呼,買い物の帰りなんですよ,近所に住んでて」
店員♀「(なるほど・・・嫌そうな笑い)」
私♂「(居ずらいな・・・)店には用事ないので帰りますね」
・・・というやり取りがあって,そういえばこんな経験もある.
(ある配達中に,バイクに乗ったままとある家のポストへ)
主人♂「不法侵入だろうおまえ」
(ポストが駐車場の奥にある家で路肩に停めればよかった)
主人♂「おまえ,何か盗みに来たんだろ!」
私♂「えっ?いや配達しに来たんですけど」
主人♂「だからおまえ誰なんだよ!」
私♂「だからこれ配達しに来たドライバーですよ」
(・・・面倒だなと思って帰ろうとしたら蹴りを入れられる)
私♂「って,・・・ちょっとあなた名前は?」
主人♂「それは言えない」
(・・・私はその場で会社に携帯電話を掛け始める)
主人♂「(ゾッとした顔になって)警察呼んでくる!」
(車に乗って主人♂が去っていったので私もそのまま帰った)
・・・また神社仏閣でこんな経験もある.
(賽銭箱の備えられている立派な仏殿の前で拝んでいると)
男性♂「おまえなんだ?」
私♂「え?」
男性♂「おまえだから何なんだよ!」
私♂「(震えるほどの嫌悪感を覚えつつ)拝みに来たんですが」
男性♂「(急に静かになって)ああ・・・」
(とぼとぼと境内から後ろ向いて帰ってゆくおそらく管理者の男性)
・・・世知辛い,実に世知辛い今日だ.
きっと可愛い女子高生だったら良いと.
あるいはとにかく先手で挨拶すれば?
ちなみに私だったらこう対応するなと.
私♂「こんにちは,どうかされましたか?」
相手A「・・・」
私♂「(ん,何かある人なのかな?)」
あるいは,機嫌がよくて時間があれば・・・.
私♂「こんにちは,どうかされましたか?」
相手A「ああ,こんにちは.〇〇で??で・・・」
私♂「そうでしたか,??でよかったですね」
相手A「それで,〇?△□で・・・!」
私♂「(今日は暑そうだし)お茶でも飲んできますか?」
・・・しかし,実際にお茶した経験は2~3回くらいか.
にしても,人心が荒んでいるとこういう対応は難しい.
きっと文化があるっていうのはそういう心持ちがあること?
京都の人なんかそういうところもあるよな,という気がする.
雨降りの京都の街を歩いてると,かなりの確率でこんな経験.
忘れ物の傘が溜まるので,それを観光客に笑顔で渡すとかね.
そういう技術や知恵っていうのもあるんだろうなという気も.
ただそれができるにはやはり,荒んだ心境では難しいのだな.
修養と実践があるけども,修養の大切さにそういうのがある.
文化があるとは物質的に豊かなことではなく風呂敷みたいな.
了,15min.
※追記 ひとつに右傾化進んで保守傾向が強まったからでない?
これを私が馬鹿だとかで済ませるのみだと未来は暗い気がする.
※本記事の著作権は陽太に帰属します.
陽太|自然哲学とその独自の易学を専門とする在野研究者
yohta.yingyang(at)gmail.com
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