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第2弾〜JOHN LOBB CITYⅡの実力はいかに〜

どうもsanomaです。

 

皆さんジョンロブは好きですか?

革靴好きなら一度は手にしてみたい革靴だと思います。

そんなブランドを今回は実際に買ってみましたので、人気の理由を探っていきたいと思います。

試着だけでは見えない部分も含めて書いていくので、購入する際の参考にしてもらえたらなと思います。

 

ジョンロブの創業は1866年。

今でこそ豪華絢爛なイメージですが、創業当初は、炭鉱夫用の靴を作る工房でした。

しかし、どんなに技術力があってもイギリスでは炭鉱夫用の靴がなかなか売れませんでした。

このままではまずいと思ったジョンロブは、ゴールドラッシュに沸くオーストラリアへ渡り、靴を販売し始めたのです。

 すると、その質の高さから、靴は飛ぶように売れて成功を納めました。

その後、イギリスへ戻り、万国博覧会での受賞経験等から英国皇太子の公認靴職人として任命されました。

万国博覧会をきっかけにジョンロブは現在のような地位を確立していったのです。

ロイヤルワラントを授かったのもこの辺りですね。

その後、ジョンロブ の一部をエルメスが買収したことで、既製靴専門の「ジョンロブ」とビスポーク専門の「ジョンロブパリ」に分かれて行きました。

そして、今回、紹介するのは、既製靴専門である「ジョンロブ」の「CITYⅡ」です。

CITYⅡはストレートチップの最高峰として、よく雑誌で取り上げられており、革靴好きなら知らないものはいないはずです。

この端正な顔つきを見ればその人気度も納得ですね。

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CITYⅡはTPOを選ばないジョンロブの顔とも言える存在です。

完成されたシルエットは他のストレートチップとは一線を画します。

ステッチも丁寧に刻まれている印象です。

細かいところにも目がいく日本人がこの靴を好む理由がわかる気がしますね。

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アッパーはゾンダ社のボックスカーフだけあり、柔らかくきめ細かな革が使われています。

革が柔らかくきめ細かい分、軽く磨くだけでも艶やかに光りますが、クラックが入りやすいので、手入れは入念に行う必要があります。

この手の革には、M.MOWBRAYのCREAM NATURALEを使うことをオススメします。

また、鏡面磨きを考慮するのであれば、アッパーには、M.MOWBRAYのCREAM NATURALE、トゥ周りには、SAPHIR CREME1925が良いかなと思います。

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ラストは7000、ウィズはDです。

細身でかなり美しいラストですね。

程よいラウンドトゥが素晴らしい。

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Dウィズということもあり、ヒールカップは小ぶりですが、かかとが抜けやすいです。

ジョンロブの靴は7000ラストに限らず、踵が抜けやすい点に注意が必要です。

ただし、ジョンロブだけでなく、海外の靴は全体的に踵が大きい印象があります。 

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コバもヒール周りも美しいです。 

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サイズ表記等はライニングに直接表記されています。味のある字体が特徴です。

この表記方法は旧工場製のエドワードグリーンと同じですね。

履き心地は、足が包みこまれるような感覚です。

きついというわけではなく足の全体を両手で握られているようです。

経年変化はあまりなく、インソールの沈み込みは感じません。

購入を考えている方は、履き心地があまり変化しないということを前提に

購入することをオススメします。

 今回はこのぐらいにします。

ではまた。

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