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さのかずや 情報科学芸術大学院大学(IAMAS)修士論文

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さのかずやの情報科学芸術大学院大学(IAMAS)修了時の修士論文「特定の地域にまつわるクリエイティブ・コミュニティ形成のためのメディアの可能性」(2017) を全文掲載しています。
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記事一覧

修士論文「特定の地域にまつわるクリエイティブ・コミュニティ形成のためのメディアの…

【これはなに】私さのかずや @sanokazuya0306 が2017年に修了した大学院、情報科学芸術大学院…

はじめに | さのかずや修士論文

「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」 この一文…

1.1.1 資本主義・消費主義の限界と「まやかしの幸せ」 | さのかずや修士論文

第一章 研究の背景と目的 1.1 研究背景1.1.1 資本主義・消費主義の限界と「まやかしの幸せ」二…

1.1.2 日本の「地方」の限界、「都市」の限界、国家の限界 | さのかずや修士…

そうした世界の状況に対し、日本においても、人々が思考を停止しているという状況は例外ではな…

1.1.3 「第三の柱」の可能性、集団活動によるボトムアップの可能性 | さのかずや修士…

そうした我々の目先に広がる絶望と幸福の中で、我々に可能なこととは何か考える。 ミンツバー…

1.1.4 クリエイティブ・クラスの台頭 | さのかずや修士論文

クリエイティブ・クラスとは、リチャード・フロリダが定義した、クリエイティビティを通じて経…

1.1.5「限界費用ゼロ社会」と「協働型コモンズ」 | さのかずや修士論文

本項では、クリエイティブ・クラスやその中核となる人々の価値観と深く関わる社会予測として「限界費用ゼロ社会」、そして「協働型コモンズ」について述べる。 資本主義と生産技術の発達の先にあるものについて、ジェレミー・リフキン(2014)は、資本主義の原理に基づいて生産性を極限まで最適化すると、モノを生産するためにかかるコスト(限界費用)が限りなくゼロ(無料)に近づくはずであり、そうした社会が実現すると資本の動きが発生しなくなるため、資本主義が成立しなくなってしまうという矛盾を指摘

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1.2.1 自ら問題解決を行うことの意味 | さのかずや修士論文

1.2 研究の目的この研究の大きな目的は、これまで挙げてきたような絶望と幸福の状況、その中で…

1.2.2 複数人で何かをつくることの意味 | さのかずや修士論文

メディアを通じてコミュニティを形成することは、そのコミュニティを通じて協力者を募り、複数…

1.2.3 場をつくることの意味 | さのかずや修士論文

メディアを用いて、継続的に活動を行っていくための場を制作することの意味について述べる。 …

1.2.4 「地方」に焦点を当てることの意味 | さのかずや修士論文

「地方」に焦点を当てることの意味について考える。 資本主義に偏った考え方を持つ人々の間で…

2.1.1 デジタルネイティブに関する世界/日本の議論 | さのかずや修士論文

第二章 地域にまつわるクリエイティブ・コミュニティとメディア第二章においては、第一章の…

2.1.2 「デジタルレジデント」という集団 | さのかずや修士論文

しかし筆者は、高橋らが指す1983年以降生まれのデジタルネイティブ、橋元らが指す76世代、86世…

2.1.3 デジタルレジテントとクリエイティブ・コミュニティ | さのかずや修士論文

本項では、このような、デジタルレジデントによるインターネット上のクリエイティブ・コミュニティが、どのように形成・活性化していくのか、また従来のローカルコミュニティ、およびローカルメディアがインターネットを通じて行ってきた取り組みとはどのように異なるのか述べる。 本論文においてクリエイティブ・クラスの論から引用する重要な点として、前述の「場所の重要性」によってコミュニティが発生するという現象、およびコミュニティによって更に場所が活性化し、クリエイティブ・クラスがさらに集合する