見出し画像

3.2 更新コンテンツを作成する - 「自分でできるSEO対策」

ホームページに掲載する情報には、会社概要やコンセプトなど「あまり更新する必要のない固定情報」と、新しいお知らせなど「タイムリーに発信する更新情報」の2種類があります。

固定情報と更新情報を、両方ともバランス良く上手に構成しているホームページが、閲覧者にとっても有益な情報提供につながりますし、SEO対策にも当然有効です。

今回は「更新コンテンツを作成する」というテーマでお伝えしたいと思います。まず、固定情報と更新情報には、それぞれどんなコンテンツが考えられるかを洗い出してみます。

固定コンテンツの例
・会社やお店のコンセプト
・会社案内やアクセス情報
・商品やサービスの特徴や長所
・社長・店長・スタッフのあいさつや紹介

これらは、一度作成したらあまり変更しない、固定的な情報になります。

更新コンテンツの例
・会社やお店からの最新お知らせ、ニュース
・実例、作品例、施工例などの仕事実績の紹介
・ブログ、日記、コラムなどの随筆文
・お客様の声、アンケート結果などの紹介
・今日のメニュー、毎月のおすすめなどのタイムリー情報

これらは、定期的に発信したり追加したりする、更新性の高い情報になります。

はじめてそのホームページを閲覧する人は、まず「どんな会社(お店)か」「どんな特徴があるのか」「場所はどこなのか」など、固定的な情報が有益ですが、毎回新しい情報がホームページから発信されていることで、もっと深く知ったり、ファンになってくれる可能性が高まります。

よいホームページには、必ず、この「更新コンテンツ」があります。その更新をコツコツと行うことで、あなたのビジネスには多くのメリットがもたらされるはずです。フレッシュな情報が掲載されているホームページは、新しいお客様が訪れ、そしてそのお客様がファンになり、リピート顧客になっていくという好循環を生み出します。

更新コンテンツは、「つくること」よりも「続けること」が、圧倒的に重要で、難しいです。以下、更新コンテンツのコツについてまとめます。

(1)あなた自身が書くことを楽しいと思える内容にする

まず、あなた自身が、書くことを楽しむことが重要です。嫌なことや辛いことはなかなか続かないのが人間というものです。調べたり、考えたりしなくても、自分が詳しい内容、伝えたい内容を設定して、継続しやすさを重視して更新コンテンツを考えてみましょう。

(2)毎日続けて息切れするより、毎週1記事を継続できるほうが大切

ホームページの情報が新しいか古いかで、あなたのビジネスの信用度は大きく変わります。逆の立場を想像すれば簡単です。3年前の情報のまま更新されていないホームページを見たとき、あなたはそのビジネスを信用するでしょうか?
毎日勢い勇んで更新して疲れてしまうより、無理のないペースで、コツコツと続けることで、徐々にあなたのビジネスは信頼感を増していきます。自分が継続できるペースで発信するようにしましょう。

(3)文章のクオリティよりも、熱量が大切

文章を書くことが苦手だと思う人もいるかもしれませんが、それはたぶんやらず嫌いです。ホームページは文章が上手いか下手かではなく、伝わるか伝わらないかです。上手い文章を書こうとせず、あなた自身の「こんなこと伝えたいな」と思う気持ちを大切にして、自分の言葉で書くようにしましょう。多少ぎこちのない文章でも、あなたの人柄や熱量が伝わるほうが、読む人にとっては、好感度につながります。

(4)ホームページ閲覧者にとっても有益な情報にする

その上で、読み手にとってその情報が有益かどうかを考えることも大切です。たとえば、あなたが学習塾を運営しているとして、今日食べたランチの話をホームページに書いたとしても、その情報は、学習塾への入会を検討している保護者や生徒にとってはあまり関係ないことです。
学習塾を運営するプロとして、学習方法や進学や成績向上に関することを発信することが基本になります。

(5)自慢話や結果ではなく、あなたの考えや想いやプロセスを発信する

更新コンテンツを作成しようとして、よくやってしまいがちなのが、ただ単に結果や自慢話を並べるだけになってしまうことです。たとえば、合格実績などであれば、◯◯大学合格:10名、などという情報はもちろん悪くはないのですが、それだけを見ても、おそらく大した信頼は得られません。あなたの学習塾がどのような取り組みでどのような工夫をしたかの「プロセス(過程)」を伝えることがより重要になります。

たとえば、「合格実績」というページを作成し、それを更新コンテンツとするならば、結果の羅列ではなく、合格した生徒の体験談や苦手科目を塾の先生とともに克服したエピソードなどを合わせて紹介していくといいでしょう。そして、そのエピソードを過去に志望校に合格した生徒ごとに、少しずつ紹介していき、情報を追加更新していきます。

(6)検索キーワードを少しだけ意識して文章を作成する

2.4 検索キーワードを意識したページの作成」を参考にして、狙うべき検索キーワードを含めた形で、文章を書いていきます。あまり意識しすぎると、時間がかかってしまい更新コンテンツを作成することが大変になってしまいますので、そこまでこだわりすぎず、少しだけ検索キーワードを意識することがポイントです。
そうすることで、自然に検索キーワードが入った文章が、あなたのホームページに増えていき、SEO対策の強化にもつながります。

このような取り組みを、コツコツと中長期に渡り継続していくことで、ホームページはあなたのビジネスを強くしてくれる存在になります。ホームページはつくって終わるものではなく、育てていくもの、です。

また、LEVEL4では、ホームページのコンテンツのつくり方のコツについて、具体的な事例を用意しながら解説していく予定です。

次は、「記事の中に画像を効果的に入れる」についてです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?