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発達と栄養⑦ 運動と休息

発達障害には様々な特性がありますが、どの特性にも共通して大切なことを

シリーズごとにお話してきました。

今回が最後のお話となります。

発達障害に血糖コントロールが重要であることも、すでにお話してきた通りです。

繰り返しになりますが、発達障害の改善を目指す場合、単に糖質制限をするのではなく、血糖を安定させることを目的とします。

そのため、まずは血糖値の急上昇に注意し、その後の低血糖を予防していく必要があるのですが、そのために大切なのが、筋トレなどの運動によって筋肉を増やしていくことです。


筋肉を増やすと、なぜ血糖値が安定するのでしょう。


それは、筋肉が大変効率よく血糖を取り込み、血糖値の急上昇を抑えてくれるからです。

ただし、注意したいのはたんぱく質不足。

発達障害の方は、糖質過多でたんぱく質が不足している場合がとても多く、筋肉はたんぱく質を原料にするため、余計にたんぱく質不足に拍車がかかるリスクがあります。


ですので、たんぱく質の代謝がいい状態になってから行いましょう。

筋トレのコツとしては、激しい運動をする必要はなく、少しずつ、できる範囲でスクワットなどの筋トレをすることが大切です。

くれぐれも、エネルギーを消耗して疲労しないように気を付けて下さいね。



お勧めは、食直後のウォーキング♪

インスリンを使わずに筋肉に血糖を取り込むことができるため、ゆっくりと血糖が下がっていきます。

なるべく大きく手を振って、ももをしっかり上げながら、負荷をかけて歩きましょう。


できることを、できる範囲で続けることで改善できる症状もありますので、

是非セルフケアの一つとして参考にしていただければ幸いです。


次回からは、女性の生理に関するお話や更年期障害のお話をしていく予定です。

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