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発達と栄養⑥~腸内環境の指標は便通だけではないんです~

腸内環境といえば、排便が毎日あれば大丈夫、と考えている方はとても多いと思います。

実は、腸内環境の指標は便通だけではなく、アレルギーのある方、メンタルに不調のある方なども腸内環境が乱れている可能性が高いことが分かっています。

発達障害、特に自閉症のお子さんは、毎日便通があるにもかかわらず腸の粘膜が弱いことが非常に多く、腸内環境を改善することで行動改善に繋がる症例は多くいらっしゃいます。



☆消化管不良タイプのチェックポイント

・便秘や下痢が多い
・小麦製品が好き、又はしょっちゅう食べている
・乳製品の飲食を好む
・花粉症やアトピーなど、アレルギー疾患がある
・蕁麻疹がでやすい
・ジャンクフードやスナック菓子をよく食べる


≪対策≫

腸内環境を整えるために必要なのは、プレバイオティクス&プロバイオティクスです。

要は、善玉菌をしっかり摂取し、善玉菌のえさを摂取してさらに増やしてあげればよいのです。餌として有名なものに食物繊維がありますが、ラクトフェリンは善玉菌を増やすだけでなく、悪玉菌を減らす作用も持っており、非常に優秀です。

これらを効率よく摂取できる食べ物として、近年お漬物が注目されています。高菜や野沢菜のお漬物、是非ご飯に添えてみてはいかがでしょう?

また、ビタミンDの摂取は小腸の粘膜を正常にし、免疫の過剰反応を抑えてくれます。ビタミンDの摂取だけでも改善傾向がみられることもあり、こちらも非常に注目すべき栄養素となります。お魚を頭ごとたべられる、ちりめんやしらす、ししゃもなどに多く含まれていますので

是非食卓に取り入れてみてくださいね。

治療として有効な、しっかり吸収されるサプリメントを利用するのもお勧めです。

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